勉強法

【誰でもできる】大学受験で1日10時間勉強は当たり前!習慣化する5つのコツを講師が解説

「受験生なら1日10時間は勉強しないと…」頭では分かっていても、実際にやろうとすると続かない。そんな悩みを抱える受験生は少なくありません。ですが、10時間勉強は「才能のある一部の受験生」だけができるものではなく、正しい手順と環境づくりさえできれば誰でも到達できます。本記事では、河野塾の講師が実際に指導で使っている“習慣化のコツ”を5つに整理して解説。今日から実践できる行動レベルまで落とし込みます。
この記事でわかること
  • 1日10時間勉強が「合格ライン」になる理由
  • 三日坊主にならないための「小さな習慣」の作り方
  • 集中力を保てる科学的に正しい休憩の入れ方
  • 休憩後にダラダラせず勉強へ戻る具体的テクニック
  • 「このままじゃ落ちる」を行動エネルギーに変えるマインドセット

なぜ「1日10時間勉強」が合格の最低ラインなのか?

「1日10時間」と聞くとハードに感じますが、難関大や医学部を目指す受験生にとっては “ようやくスタートラインに立てる” くらいの水準です。なぜなら、あなたのライバルはすでにその時間を当たり前に積み上げているからです。ここで勉強時間を確保できなければ、実力差は開く一方になります。

合格者は「息をするように」勉強している

実際に合格した受験生は、10時間勉強を特別な日のメニューではなく 日常のルーティン としてこなしています。彼らと同じ土俵に乗るには、勉強時間そのものを底上げするしかありません。

判定は「今この瞬間」の実力でしかない

C判定=合格率50%というのは、言い換えれば 「コイントスで人生が決まるレベル」 ということです。ここから安全圏に近づくには、現状維持では足りません。量を増やすことでしか、その不確実性を押し下げられないのです。

質は量の上にしか乗らない

「量より質」と言いますが、受験勉強においては まず量が質の土台になる と考えてください。勉強時間を長く取れれば、試行錯誤や復習のサイクルを何度も回せるため、結果的に学習効率も上がります。

今すぐ焦ることが未来を変える

「新学期になってから」「夏休みになってから」では遅いことも多いです。この記事を読んでいる今こそ、焦りを行動に変えるタイミングです。

塾長/河野玄斗
塾長/河野玄斗
うちの塾生には「10時間はやってもらわないと話にならない」といつも伝えています。C判定って、冷静に考えると本当に怖いです。だって、コインを投げて表か裏かで合否が決まるようなものだから。そこで満足していたら、絶対に合格はつかめません。

【脱・三日坊主】行動のハードルを下げる「小さな習慣」

10時間勉強を阻む最大の敵は「やりたくない」ではなく 「始められない」 ことです。そこで有効なのが、始めるための心理的ハードルを極限まで下げる「小さな習慣」です。

最初の目標は「椅子に座る」だけでいい

「今日も10時間やらなきゃ」と考えると体が重くなります。まずは 「スマホを置いて椅子に座る」 など、1分以内でできる行動に目標を切り分けましょう。

作業興奮で脳を“だます”

人の脳は、一度行動を始めると「せっかく始めたから続けよう」とする性質があります。1ページ開く、動画を再生する、といった小さな行動が集中モードへのスイッチになります。

苦手科目こそ接触回数で克服する

苦手な科目は「わからない時間」が長いので避けがちです。ここでも 「とりあえず参考書を開く」「授業の再生ボタンを押す」 だけでOK。接触が増えれば苦手意識は薄れます。

国語講師/田中邦治
国語講師/田中邦治
「まず椅子に座る」だけでいいんです。座ってしまえば、次にすることはもう勉強しかない。苦手科目も「再生ボタンを押す」だけでいい。やってないから苦手なだけ、というケースが本当に多いですよ。

集中力が劇的に変わる!科学的に正しい休憩の取り方

10時間勉強は「ぶっ通しで座りっぱなし」では続きません。ポイントは “5分で戻れる休憩” を設計しておくことです。休憩の質が高ければ、1日の勉強量は自然と増えます。

スマホ休憩は最悪の選択

SNS・動画は短時間で大量の情報が流れ込むため、脳は休むどころか疲れます。休憩中のスマホはできるだけ避けましょう。

「運動」か「1曲だけの音楽」が最適

数分のストレッチや足踏みなどの軽い運動は、集中力を回復させるのに最適です。また「1曲だけ聴く」と決めておけばダラダラしません。

ダラダラは休憩ではない

目的のないダラダラ時間は、罪悪感でむしろ疲れます。5分でも「これは休憩」と決めて取り組んだほうが、次の勉強に向かいやすくなります。

塾長/河野玄斗
塾長/河野玄斗
僕もポモドーロをやったことがありますが、スマホを触ると一発で帰ってこれなくなるんですよね。だから「5分で戻れる休憩」を最初から決めておく。音楽1曲とか、軽く動くとか。これを徹底するだけで勉強時間はかなり伸びます。

もうダラダラしない!勉強にスムーズに戻るための秘訣

「休憩からの復帰」ができないと、1日10時間は絶対に届きません。戻りやすくするコツは、休憩に入る 前の仕込み にあります。

あえて「キリ悪く」終える

章末で終わると、次に始めるときにエネルギーが要ります。1ページだけ次に進んでから休むことで、再開時の負担を減らせます(ツァイガルニク効果)。

映像授業は次の5分だけ見てから休む

次の動画の頭だけ見ておくことで、「続きからでいい」という楽な状態で再開できます。

スマホは物理的に遠ざける

意志でどうにかしようとせず、そもそも触れない場所にしまう。これがいちばん効果的です。

塾長/河野玄斗
塾長/河野玄斗
休憩前に「ちょっとだけ次をやっておく」。これだけで戻りやすさが全然違います。スマホは電源を切ってカバンに。意志じゃなくて環境で勝つようにしましょう。

最強の原動力は「焦り」。ライバルに差をつけるマインドセット

ここまでのテクニックを継続させるうえで、一番強い燃料になるのが 「このままだと落ちるかも」という健全な焦り です。楽観よりも、現実を直視したときの危機感のほうが行動を生みます。

「2人に1人は落ちる」を数字として捉える

C判定は、言ってみれば 合格と不合格の崖っぷち です。この事実を毎日見える場所に置いておきましょう。

「実行できるのは一部だけ」と理解する

この記事を読んだ受験生のうち、実際に行動するのはごく一部です。だからこそ、今ここで始めた人が一歩抜け出せます。

今すぐ行動できる自分になる

大きな変化は「とりあえず机に向かう」という小さな一歩の連続です。焦りを行動に変えられるかが勝負です。

塾長/河野玄斗
塾長/河野玄斗
いろんなテクニックを話しましたけど、最後に効くのはやっぱり「焦り」です。「このままだと落ちるかも」をちゃんと感じてる人は、行動が早い。この記事を読んで終わりじゃなく、今日の勉強時間にちゃんと反映させてください。

その悩み、河野塾なら解決できます

10時間勉強は「根性でなんとかする」ものではなく、 仕組みと環境で再現できるもの です。河野塾ではオンラインでいつでも受講できる動画講座を提供しており、忙しい受験生でも自分のペースで学習を進められます。経験豊富な講師が、モチベーションの保ち方までふくめて具体的に指導します。

まずは無料で講座を体験して、今回紹介した習慣づくりのコツを実際の学習に落とし込んでみてください。ここで行動できるかどうかが、1年後の結果を分けます。