経済学部は何を学べる?先輩に聞いた経済学部に向いている人を解説
経済学部で学べる内容は、社会や市場の仕組みを理解するための幅広い分野に及びます。具体的には以下のような学問が中心となります。
こうした学びはビジネスの現場で汎用的に活かせる知識となり、コンサルティングやIT企業、金融業界、メーカーや総合商社まで幅広い就職先につながるのが特徴です。
また、経済学部は文系に分類されますが、統計や数理的な思考を扱うため、数学に苦手意識がない方が有利です。
選択科目に数学が選べることから、理系の学生でも合格を狙える学部であり、論理的思考力を活かして挑戦する価値があります。
この記事では、経済学部で学べる内容とその活かし方、入学に向けた心構えについて解説します。これからの進路選択の参考にしてください。

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大学の経済学部で学べる8つのこと
経済学を学ぶと、社会の出来事にある仕組みを論理的に理解できるようになります。これは、将来の就職はもちろん、日常生活の判断にも役立ちます。
また、経済ニュースや政策、企業活動、物価・景気の変動といった出来事を、数字と理論の両面から説明できるようになる点も、経済学を学ぶ大きなメリットといえます。
こうした力を身につけるために、経済学部ではまず「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」という基礎分野を中心に学びます。この土台を踏まえ、専門的な領域へと学びを広げていきます。
次の章からは、経済学部で学べる8つの分野を具体的に解説します。
ミクロ経済学
ミクロ経済学は、経済活動を構成する最小単位、すなわち「個人(家計)」や「企業」の行動と、それが市場にどのように相互作用を与えるかを分析する分野です。
経済学の土台であり、身近な現象を理論的に解明する学問といえるでしょう。
たとえば、「限られた資金内でどうすれば最も満足できるか」という個人の選択や、「どうすれば費用対効果を最大化できるか」という企業の戦略決定などが、この学問の焦点です。
価格が上がると購入者が減るという「需要と供給」の関係から、市場における価格の決まり方、消費者の選択行動を深く掘り下げることで、社会の仕組みを「数字」と「理屈」に基づいて理解し、理論的に説明できるようになります。
マクロ経済学
マクロ経済学は、国家や世界全体といった大きな経済単位の動きを分析する学問です。
景気の変動のメカニズム、失業率、物価の上昇や下落といった相対的な指標を分析します。ニュースで頻繁に耳にするGDP(国内総生産)や経済成長率などは、マクロ経済学の中心的なテーマといえるでしょう。
また政府の財政政策や、中央銀行(日本銀行など)による金融政策が、経済全体にどのような影響を及ぼすかといった大きな問題を考えます。
たとえば「景気が悪化すると失業者が増える」「中央銀行が金利を下げると投資が活発になる」といった因果関係がなぜ起こるのか理解することで、経済の大きな流れを把握でき、社会の仕組みを俯瞰的に捉える力を養えます。
計量経済学
計量経済学は、経済現象を「数字」で捉え、理論を実証するための学問です。
統計学の手法を用いて、需要と供給の関係や政策の効果をデータから検証し、経済理論が現実にどのように当てはまるかを分析します。
たとえば、「新しい税制が消費にどのような影響を与えるか」「金利の変化が投資行動にどう作用するか」といった問いを、実際のデータを使って明らかにします。
これにより、経済の仕組みを客観的に理解でき、企業の意思決定や政府の政策立案に役立つ知識を身につけることができます。
ここで扱うデータ分析のスキルは、将来のキャリアにも役立ちます。金融アナリスト、データサイエンティスト、コンサルタントなど、数字を根拠に戦略を立てる職種で強みを発揮できるのが特徴です。
金融論
金融論とは、金融の仕組みや理論、現実の金融問題について研究する学問です。
貨幣の役割、銀行や証券市場など金融システムの仕組みを学び、資金の調達や運用が経済全体に与える影響を考えます。
国際経済学
国際経済学は、国境を超えた経済活動を分析対象とする分野の学問です。
各国の貿易や投資、為替の動きがどのように世界経済、また自国の経済に影響を与えるかなど、グローバル化が進む現代社会において重要な知識を学びます。
具体的には、商品、サービスといった「モノ」の移動を扱う国際貿易論と、通貨や資金の移動を扱う国際金融論の2つに大きく分けられます。
国際貿易論では、貿易が参加国にどのような利益や不利益をもたらすのかを分析します。関税などの政策効果やGATT・WTOといった国際協定の役割分析も研究対象になります。
国際金融論では、円やドルといった通貨の為替レートの決まり方や、その変動が企業の輸出入や国全体の経済に及ぼす影響を考察します。これらを通して、グローバル化が進む現代の経済現象について、理論と現実の両面から学びます。
経済史・経済思想
経済史・経済思想は、過去の経済の歩みと人々が築いてきた理論を学ぶ分野の学問です。
経済史では、産業革命や大恐慌など歴史的な出来事が社会や市場にどのような影響を与えたかを分析します。
経済思想では、アダム・スミスやケインズといった学者の理論を学び、経済の仕組みを理解するための考え方の変遷をたどり、歴史と思想の両面から答えを探ることができます。
こうした知識は現代経済にも応用できます。リーマンショック後の金融規制や、持続可能な成長を目指す環境政策など過去の金融危機や政策の成功・失敗を理解することで、現在の経済政策や企業戦略に活かすことができるのです。
経済史や経済思想を学ぶことは、単なる過去の歴史を知ることにとどまらず、未来の社会をより良くするための指針を得ることにつながります。
公共経済学・財政学
公共経済学は、市場だけでは解決できない課題に政府がどのように関与するかを考える学問です。
市場は、基本的に「需要と供給」によって資源をうまく配分する仕組みを持っています。しかし、道路や公園のように誰もが利用できて、利用者を制限することが難しいもの(公共財)は、利益を求める企業だけでは十分に供給されません。
つまり、市場の仕組みだけでは成り立たない分野があり、その不足を補うために政府が介入する必要があるのです。政府は公平性を高めることで社会全体の福祉を実現します。環境汚染への規制や年金制度の設計は、公共経済学の代表的なテーマです。
一方、財政学は国や自治体における歳入(税金などをどのように集めるのか)、歳出(公共事業や社会保障にどのように使うのか)といった経済活動を分析し、資源配分、所得再分配、経済安定化の役割を研究する学問です。
財政学は公共経済学とも関連しており、どちらも政府が担う経済活動を研究するという点で共通しています。
労働経済学
労働経済学は、働く人と雇う人の関係や人々の働き方に焦点を当て、経済学の視点から分析する学問です。
賃金の決まり方や雇用の仕組み、失業や働き方改革といった課題を理論的に考察します。たとえば「最低賃金を引き上げると雇用はどう変化するか」「非正規雇用が増えると社会にどんな影響があるか」といった問いについて考察します。
経済学部を選ぶメリット
経済学部は、社会やビジネスを幅広く理解したい学生にとって非常に魅力的な選択肢です。学べるのは「お金の流れ」や「景気の動向」といった経済の知識だけではありません。論理的思考力やデータ分析力といった、どの業界でも通用する汎用性の高いスキルを身につけられるのが大きな特徴です。
ここでは経済学部を選ぶメリットについて解説します。
汎用性の高い「経済学的思考力」が身につく
経済学部では、ミクロ経済学やマクロ経済学を通じて「物事を論理的に構造化し最適な解を導く力」を養います。これがいわゆる「経済学的思考力」です。
さらに、統計学や計量経済学、分析手法を学ぶことで、データに基づいた意思決定を行う力も身につきます。こうしたスキルは特定の業界に限らず、あらゆる分野で活かせる武器となります。これが、経済学部の卒業生が多様な業界で活躍できる理由の一つになっています。
日常や社会情勢の理解が深まる
経済学を学ぶと、日々のニュースや社会の出来事をより深く理解できるようになります。
たとえば、「なぜ物価が上がるのか」「金利が生活にどう影響するのか」といった疑問を、理論的な枠組みで説明できるようになります。
消費者としての行動から国家の景気変動までをトータルに、かつ俯瞰的に見る力が養われるため、社会を理解する「解像度」が高まるだけでなく、自分の人生における意思決定にも役立ちます。
幅広い業界・職種の社会人人生に直接役立つ
経済学で得られる知識とスキルは、卒業後のキャリアを大きく広げます。
金融やコンサルティングといった専門職はもちろん、製造業での市場予測、IT企業でのデータ分析、官公庁での政策立案など、学びがそのまま実務に直結します。幅広い業界や職種で、学んだことを活かせる学部といえるでしょう。
また、経済学は「企業経営」と「社会全体の仕組み」の両方をカバーするため、専門性を深めたい人にも、将来的に管理職や経営層を目指す人にも、長く役立つ知識となります。
経済学部に向いている人とは?学部大学生にインタビュー
経済学は、社会の仕組みを深く理解するための鍵となる学問ですが、「難しそう」「数学が苦手だと無理?」といった不安を感じる人もいるかもしれません。
ここでは現役の経済学部生へのインタビューを基に、「経済学部で充実した学びを得られるのはどんな人か」を掘り下げます。
先輩のリアルな声を通して、自分自身が経済学部に向いているかを探ってみましょう。
数字に対して苦手意識がない人
経済学部では数学の知識が必要になることが多いです。決して数学が得意である必要はありませんが、「数字で物事を考えるのが苦でない」ことは大きな強みになります。
経済学では、グラフや統計データ、数式を使って社会の動きを分析します。「価格が上がると消費量はどう変わる?」「GDPの増減はなぜ起きる?」といった現象を、数字で説明できる力が求められます。
近年ではビッグデータやAIを活用した経済分析が進んでいることもあり、数字を使って論理的に考えられる人は特に向いているでしょう。
経済学部を目指していて数学に自信がなくても心配いりません。苦手分野を少しずつ補強することで、確実に力は伸ばせます。
河野塾なら、数学も文系科目もオンラインで丁寧に学べ、苦手を克服しながら経済学部合格を目指せます。自宅で自分のペースで学習できるので、無理なくステップアップできます。
実際にうちの大学では、一夜漬けの勉強で効率よく単位を取って、第2言語の勉強に時間割いてどちらの単位も取っていく人もいれば、微積に勉強の時間をかけても結局単位が取れずに第2言語の対策もできずに、どちらも単位を落とす人がいます。
こうした状況を見ていると、やはり高校時代の数学の熟達度の違いなのかと思います。
社会の仕組みに興味がある人
経済学は「社会がどのように成り立っているか」を解き明かす学問です。
政治や国際関係、環境問題などに関心がある人にとって、経済学はそれらの背景にある「理由」を数値や理論で説明するツールになります。
たとえば、なぜ景気が良くなると雇用が増えるのか、なぜ国際協定が国内産業に影響を与えるのかといった問いを、経済学は体系的に理解させてくれます。社会の仕組みに興味を持ち、その根拠を論理的に探りたい人に向いています。
論理的に考えることが好きな人
経済学では「なぜそうなるのか」を理屈で考え、筋道立てて説明する力が求められます。
価格や需要の変化、企業の行動、政府の政策など、経済活動の中で生まれる問いに対して、データと理論を基に答えを導くのが経済学の特徴です。
論理的に考えることが好きな人にとって、経済学はその思考力を存分に活かせる分野であり、分析力や問題解決力を磨く場となります。
論理立てて考えるのが好きな人なら、経済学の中でも統計は面白いと思ってもらえるかもしれません。
自分のやりたいことが定まっていない人
経済学部で学ぶ知識は金融、商社、公務員、メーカー、IT業界など、あらゆる分野で活かすことができます。そのため、「大学に進学する意欲はあるけれど何を学びたいのかわからない」「やりたいことが定まっていない」という人にも向いています。
また、経済学は社会全体の仕組みを扱うため、さまざまな分野を総合的に学べます。大学で学びながら自分の興味のある分野を見つけることも可能です。
学部ではゲーム理論など、企業の経営を経済の視点から分析していて経済学部に入ってよかったと思っています!
大学に入ってから将来やりたい仕事を見つけたとしても、経済学部で勉強している内容であれば、いろいろ応用が効くのではないかと個人的には思います。
経済学部からの代表的な就職先の業界
経済学部で培われる論理的思考力やデータ分析力は、幅広い業界で高く評価されています。特に社会や企業の課題を解決する力、金融市場を理解する力、グローバルな事業展開を支える力を持つことで、就職活動において大きな強みとなります。
ここでは一例として、青山学院大学経済学部と慶應義塾大学経済学部の傾向を踏まえながら、代表的な経済学部からの就職先の業界を紹介します。
出典:青山学院大学公式サイト「学部の特色・進路就職(経済学部)」、慶應義塾大学公式サイト「就職・進路データ・業種別就職および進学等状況(2024年度 業種別就職および進学等状況)」
コンサルティング・ITサービス
今の企業では、世界中の市場や情報が複雑に絡み合っているため、データを使って問題を見つけ、解決策を考える力がとても重要です。
そのため、経済学部で学ぶ「数字やデータの分析力」「理論に基づいた考え方」「論理的に提案する力」は、コンサルティングやITサービスの仕事で特に役立ちます。
実際に、青山学院大学や慶應義塾大学では、大手コンサルティング会社やIT企業へ進む人の中に、経済学部出身者が多いというデータがあります。
特に慶應ではコンサルティング会社への就職が目立ち、青学では「情報通信」分野が最も多い結果になっています。これは、デジタル社会を支えるために、経済学部で身につく分析力を持った人材の需要が高まっていることを示しています。
金融・保険
金融・保険業界は「安定していて専門性が高い」というイメージがあり、学生にも人気のある進路です。実際、その人気は多くの大学の就職データにも表れています。
そもそも、金融で扱う「お金の動き」や「市場の仕組み」は経済学の中心にある分野です。銀行・証券会社・保険会社などが行う仕事は、経済学の知識をそのまま使う場面が多くあります。
たとえば、経済学部で学ぶ以下の内容は、金融の仕事の基礎になります。
- 金利が上がったり下がったりする理由
- 為替レート(円高・円安)の仕組み
- 価格がどう決まるか
- リスク(損をする可能性)の考え方
また、経済学部で学んだ知識が、金融や保険業界の以下のような状況で役に立つでしょう。
- 銀行が「この会社にお金を貸して大丈夫か」を判断する場面
- 証券会社が人の資産運用をアドバイスする
- 保険会社が新しい保険商品をつくる
資料によると、青山学院大学・慶應義塾大学どちらも金融・保険業界は大きな就職先の一つに挙がっています。メガバンク、信託銀行、証券会社、大手保険会社など、業界の中心となる企業に多くの経済学部生が進んでいることから、金融の現場が経済学部で学ぶ力を求めていると考えられます。
製造業・総合商社(その他)
製造業や総合商社は、特に仕事の種類が多い業界です。これらの企業は「ただモノを作る・売る」だけでなく、会社全体の戦略やお金の管理、海外との取引など、幅広い仕事を行っています。
こうした仕事で必要になるのは、「市場の動きを読み取る力」や、「為替(円安・円高)の影響を判断する力」「世界の経済の流れを理解する力」です。これらはまさに経済学部で学び、身につける力といってもいいでしょう。
以下の能力は、製造業や商社の仕事と相性が良く「即戦力」として評価される傾向があります。
- 企業がどう動けば利益が出るか考える力
- 世界の貿易や投資の仕組みを理解する力
- データを分析して判断する力
実際に、慶應義塾大学は総合商社や大手メーカーが主要な進路になっていたり、青山学院大学では製造業に就職する学生が1割以上いることがわかりました。
モノづくりを支えるメーカーも、世界をつなぐ商社も、経済の知識を活かせる場が多いため、経済学部の人気の就職先になっています。
経済学部と学ぶ内容が似ている学部を比較
経済学部と学ぶ内容が近い学部には、経営学部・商学部・政策学部などがあります。どれも社会やビジネスの仕組みを扱いますが、研究対象や学び方には大きな違いがあります。
ここでは、経済学部を基準に各学部との違いをわかりやすく整理して解説します。
また、同じ名称の学部でも、大学によって学ぶ内容が異なったり、名称が異なる学部でも似た分野を学べたりすることもあります。
経済・経営・商・政策といった分野は、互いに関連が深く、補完し合う関係にあるためです。
慶應義塾大学商学部では、会計学だけでなく経済学部に近い内容を総合的に学びます。
また中央大学総合政策学部では、政策だけでなく経営、マクロ経済、公共経済学、データサイエンスなど幅広い内容から選択して学ぶことができます。
学部選びをする際は、名称だけにとらわれるのではなく、自分が興味を持っているテーマがその大学・学部で実際に扱われているかをしっかり確認することが重要です。
スクロールできます⇔
| 項目 | 経済学部 | 経営学部 | 商学部 | 政策学部 |
|---|---|---|---|---|
| 学ぶ対象 | 社会全体の経済活動 | 企業や組織の運営 | ・商品・サービスの流通 ・販売活動 ・会計 |
・社会問題 ・公共課題に対する政策 |
| 扱う主なテーマ | ・マクロ経済 ・ミクロ経済 ・金融 ・公共政策 |
・経営戦略 ・組織論 ・人材管理 ・マーケティング |
・マーケティング ・会計 ・流通 ・経営実務 |
・環境政策 ・福祉政策 ・地域振興 ・行政制度 |
| 学びのスタイルの一例 | 理論やデータ分析中心 | ケーススタディや実務的演習 | 実践的な事例研究や演習 | ・実践的な課題解決型学習 ・フィールドワーク |
| 活かせるスキル | ・論理的思考力 ・データ分析力 ・数的処理力 |
・経営判断力 ・リーダーシップ ・課題解決力 |
・営業力 ・マーケティング力 ・会計知識 |
・政策立案力 ・合意形成力 ・社会課題解決力 |
| 進路例 | ・コンサルティング ・金融機関 ・製造業 ・総合商社 |
・企業経営 ・コンサルティング ・マネジメント職 |
・商社 ・メーカー ・流通業 ・営業職 |
・行政機関 ・NPO ・国際機関 ・コンサルティング |
経済学部と経営学部の違い
経済学部と経営学部は、どちらもお金の動きやビジネスの仕組みに関わる学問で、重なる部分も多くあります。しかし、その扱う範囲や視点には明確な違いがあります。
経済学部は、国全体や社会全体といった大きな単位での経済の「仕組み」と「流れ」を研究対象とします。社会全体の動きを理論で読み解く「社会のルールを学ぶ」学問であり、論理と数理モデルを用いて客観的にデータを分析し、社会の発展に向けた枠組みを構築することを目的とします。
一方、経営学部は、企業を成功に導くための「組織運営のノウハウを学ぶ」学問であり、より実務的な視点を持っています。企業という個別の組織に焦点を当て、経営戦略、マーケティング、会計、人材管理などを事例や具体的な方法を通して学びます。目的は組織を効率的に動かし、業績向上に結びつけることです。
このように、両学部は関連性がありながらも、経済=社会全体、経営=企業単位という違いを持っています。
経済学部と商学部の違い
経済学部と商学部は、どちらも「お金の動き」や「ビジネス」に関わる学問で、学ぶ内容が重なる部分も多くあります。しかし、経済を見る視点に違いがあります。
経済学部が国や社会全体のお金の流れを理論的に解き明かす「社会の仕組みを学ぶ学問」であるのに対し、商学部は、商品やサービスをどう売るか、企業がどう利益を出すかを学ぶ「実践的学問」です。
商学部では、企業間の商取引やその基礎となる簿記・会計、マーケティングなど、商業活動をスムーズに進めるための知識と技術を学びます。企業の現場で役立つスキルを身につけられる点が特徴です。
ただし、大学によっては商学部でも経済学に近い科目が多く、経済学部と学ぶ内容が非常に似通っている場合もあります。
経済学部と政策学部の違い
政策学部は、社会問題や公共の課題を「どう解決するか」に焦点を当てる学問です。
社会が抱える具体的な問題(少子高齢化、環境問題、地域活性化など)を解決するために、「どのように実現するか」を追求します。経済学の理論を基盤としつつ、法学、政治学、社会学、行政学など、複数の学問分野を統合的に用いて問題の原因を特定し、実現可能で効果的な政策を設計・実行することにフォーカスします。
そのため政策学部では、研究分野によって差はあるものの、統計学やデータ分析、計量経済学などが必要となる傾向があります。
経済学部は理系の学生でも狙える
経済学部は文系の学部と思われがちですが、理系の学生にとってむしろ有利に挑戦できる分野です。
経済学の学びには数学に苦手意識のない人が向いていることは前述のとおりです。大学入試の受験科目の観点からも理系学生に有利な点があります。
経済学部の入試においては、数学を受験科目として必須、あるいは選択できる大学が多く、理系の学生は挑戦しやすいといえるでしょう。
ただし、文系の学生は、志望大学の経済学部において数学が必須かどうかを事前に確認しておく必要があります。
たとえば慶應義塾大学経済学部の入試科目は、A方式とB方式で異なります。
英語と小論文は共通ですが、A方式は数学(数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学C)、B方式は地理歴史(世界史=歴史総合・世界史探究、日本史=歴史総合・日本史探究のいずれかを選択)です。数学が苦手な人はB方式で受験することができます。
青山学院大学の経済学部(一般選抜)も同様で、数学または地歴公民の選択制となっています(大学入学共通テスト利用入学者選抜は、数学・地歴公民のどちらも必須※地歴公民はいずれか1科目選択)。
一方、慶應大と併願する学生が多い一橋大学経済学部は、共通テスト・個別試験ともに数学(数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学C)が必須です。地理歴史公民も、共通テストでは2科目、個別試験では1科目の受験が必須です。
大学で経済学を学びたいと考えている高校生は、早い段階から数学へ取り組み、受験できる大学の選択肢を広げておくとよいでしょう。
※各大学の出題範囲や科目の詳細については、大学の公式サイトにてご確認ください。
経済学部の受験対策には河野塾がおすすめ
大学入試で経済学部合格を目指す受験生におすすめなのが「河野塾」です。
河野塾は、知識の詰め込みではなく「本質を理解し、自ら考える力」を育てる独自カリキュラムで、多くの合格者を輩出しています。数学に苦手意識のある人も、河野塾のカリキュラムで基礎から丁寧に学力を積み上げられます。
経済学部を目指すために、理系の学生が文系科目を補強したい場合や、文系の学生が数学を克服したい場合に頼れるのが「河野塾の徹底基礎講座」です。
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大学入試で本当に必要な“考える力”を鍛え、最短距離で合格を目指すなら、河野塾の「徹底基礎講座」で一歩先の学力を手に入れましょう。


今はChatGPTがあるので、日々の課題などで問題を解いてもらうことは出来ますが、結局最後のテストが対面で理解しきれずに落としている人が多いイメージです。