勉強法

【河野玄斗が実演解説!】高校生の英語勉強法は3ステップでOK!大学受験対策ロードマップ

大学受験で避けては通れないのが、英語。
特に、中学では得意だった人でも、高校で苦手意識を持ってしまうことが多い科目です。

英語の成績を効率的に上げるには、正しい勉強の順番が何よりも重要です。この記事では、多くの高校生が陥りがちな間違った勉強法を指摘しつつ、大学受験で成功するための「正しい3ステップ」を具体的に解説します。

この記事でわかること
  • 中学英語と高校英語の決定的な違い
  • 高校生が最初に手をつけるべき英語の勉強
  • 高校英語の正しい勉強法「3ステップ」
  • 多くの人が気づいていない、英語長文が読めない根本的な原因
  • 大学受験まで通用する、本質的な英語力を身につける方法

あなたが今すぐ何をすべきかが明確になり、英語を得意科目に変えるための道筋が見えてきます。

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中学英語と高校英語の決定的な違い

中学英語と高校英語の最大の違いは、「学習量(特に語彙数)の圧倒的な増加」と、「感覚的な暗記から論理的な理解へのシフト」の2点に集約されます。

中学までは英語が得意だった生徒が、高校に入ってから急に伸び悩むケースが多いのは、この質と量の変化に対応できていないことが主な原因です。

中学英語 高校英語
単語数 高校入試までに約2500語が必要。 大学入試までに約4,000~5,000語が必要。
文法 日常会話レベルの基礎文法が中心。文型・時制・疑問文・否定文・助動詞など、英語の基本ルールを理解する。 文法の応用と論理的な理解が必須。単なる暗記ではなく、「なぜそうなるか」というルール(例:makeとletのニュアンスの違いなど)の理解が必要。
長文読解 単語をつなげば読める。 構文把握(構造分析)が重要。単語力や文法力に加え、複雑な文構造を見抜く力が求められる。

高校英語で最適な勉強法は?

高校英語における最適な学習法は、「学習の順番」「音読」です。中学英語と比較して単語数が圧倒的に増え、論理的な理解が求められる高校英語では、正しい順番で学習を進めることが「最短ルート」になります。

    「正しい順番」で進める

    多くの高校生が陥りがちなミスでもあるのが、いきなり長文や過去問を解き始めてしまうこと。実践的な問題から挑戦するのではなく、「単語・文法(基礎)」→「構文・解釈(ルールの理解)」→「長文読解(応用)」という順序を守ることが重要です。単語がわからなければ文法は理解できず、文法がわからなければ長文を正確に読むことはできません。「英語は積み上げ型の教科」であるため、基礎をおろそかにすると後の伸び悩みにつながります

    「音読」の徹底

    音読は、英語力の底上げに最適です。英語を英語の語順のまま理解する「英語脳」を養育に繋がります。一度、文の構造や意味を完全に理解した長文を、何度も繰り返し声に出して読んでみてください。最初はつっかえながらでも構いません。繰り返すうちに、だんだんとスムーズに、そして速く読めるようになってきます。リーディング、リスニングの双方の向上に直結します。


【ステップ1】すべての土台!まずは英単語の学習から始めよう!

高校英語の学習において、すべての基礎となるのが「英単語」です。文法を理解するにも、長文を読むにも、まず単語の意味がわからなければ何も始まりません。しかし、多くの受験生が単語暗記を後回しにしてしまいがちです。「文法の方が大事そう」「長文をたくさん読めば自然に覚えるはず」といった考えは、実は遠回り。最初に単語を徹底的に固めることが、後々の英語力を大きく左右します。

英単語は英語学習のスタートライン

英文は英単語の集合体です。単語の意味がわからなければ、文の構造をどれだけ理解していても、正確な意味を掴めません。逆に言えば、単語さえ知っていれば、文法の知識が多少あやふやでも、ある程度の意味を推測できます。特に、共通テストのような基礎レベルでは、単語力で解ける問題も少なくありません。まずは騙されたと思って、英単語の暗記に集中してみてください。英語アレルギーがある人ほど、この「単語だけ覚えればいい」というシンプルな学習は、精神的なハードルも低く、続けやすいはずです。

単語学習は「独学」で完結できる最強の勉強

英単語の暗記は、先生や塾に教えてもらう必要がない、数少ない「独学」で完結できる分野です。これは受験勉強において非常に大きなアドバンテージになります。例えば、数学の問題は解説を読んでも理解できないことがありますが、英単語は意味を覚えてしまえばそれで終わりです。自分のペースで、いつでもどこでも進められる単語学習を高校1年生のうちからコツコツ進めておくことで、他の受験生に大きな差をつけることができます

「1日3個」から始めるスモールステップ法

勉強で大切なのは継続すること。「1日3個だけ覚える」というスモールステップ法がおすすめです。たった3個でも、1年続ければ約1000個の単語を覚えられます。この小さな成功体験の積み重ねが、やがて大きな自信となり、勉強習慣の確立にも繋がります。継続こそが最大の武器です。

塾長/河野玄斗
塾長/河野玄斗
英単語は早く始めれば始めるだけ、アドバンテージになります。 早速、今日お風呂入る前に3つ単語覚えて、お風呂の中でその3つを復唱してみてください。1年続ければ1000個覚えられます。こういうスモールステップが大事です。

【ステップ2】英語のルールを理解する!英文法の学習法

文法は、英語のルールそのものです。
文法を知らなければ、単語をどれだけ知っていても、正しく文を組み立てたり、複雑な文の意味を理解したりできません。多くの人が文法を「面倒な丸暗記」と捉えがちですが、実は英語の根幹をなす重要な要素です。

文法は英語というゲームの「ルール」

「英文法を勉強する意味が分からない」という人がいます。しかし、それはルールを知らずにゲームに参加するようなものです。「主語の次には動詞が来る」といった基本ルールを知らなければ、文の意味を正しく理解できません。まずは、SVOC(主語・動詞・目的語・補語)といった文の骨格を理解することから始めましょう。

品詞の役割を理解しよう

英文法をマスターする上で欠かせないのが、「品詞」の理解です。名詞、形容詞、副詞、動詞——これら4つの品詞が、文の中でどう働いているかを意識することが重要です。例えば、「形容詞は名詞を修飾する」「副詞は名詞以外を修飾する」といった役割を理解するだけで、複雑な文構造もシンプルに見えてきます。参考書の難しい文法用語に惑わされず、まずはこの4つの品詞の役割をしっかり押さえましょう。

インプットだけで終わらせない

理解した知識は、実際に使って初めて定着します。そこでおすすめなのが、簡単な英作文です。学んだ文法事項を使って、自分で短い文を作ってみましょう。例えば、「現在完了形」を学んだら、それを使って自分の経験を表現する文を作ってみる。このアウトプットが、知識を「使えるスキル」へと変えてくれます。

文法は長文読解への架け橋

英文法は最終目標である「長文を速く正確に読む」ための大切な準備段階です。文法のルールが頭に入っていれば、複雑な一文も品詞ごとに分解し、構造を正確に把握できます。単語と文法が揃って初めて、長文読解という次のステージに進めます。


【ステップ3】文法を使いこなす!英文解釈で実践力を養う

英文解釈は、一文一文の構造を精密に分析し、和訳する練習です。これを丁寧に行うことで、これまで学んだ文法知識がどのように長文の中で活かされているのかを体感できます。長文読解の前の、重要な足慣らしと位置づけてください。

英文解釈は「文法の確認作業」

英文解釈では、一文に使われている文法事項を自分の言葉で説明できることが重要です。「なぜこの単語は、この位置にあるのか」「この不定詞は、名詞的用法なのか、形容詞的用法なのか」を、一つひとつ確認しながら読み進めていきます。この地道な作業が、文法知識を確固たるものにし、どんなに複雑な構文でも怯まずに立ち向かう力を養います。

SVOCを振ることから始めよう

英文解釈の第一歩は、英文にSVOCを振ることです。まずは文の骨格である主語(S)と動詞(V)を見つけましょう。これが全ての基本です。次に、目的語(O)や補語(C)はどれか、そして修飾語(M)はどこからどこまでで、何を修飾しているのかを明確にします。この作業を繰り返すことで、一見複雑に見える英文も、実はシンプルな骨格に様々な飾りがついているだけだと分かります。

自分の「訳」と「解説」を比較する

解説を読むだけでは効果が半減します。まずは自力でSVOCを振り、日本語訳を作りましょう。その後、参考書の解説と自分の分析を徹底的に比較します。「なぜここで文の構造を間違えたのか」「なぜこのような訳し方をしたのか」を深く考えることで、自分の弱点や思考のクセを発見できます。この「比較」が、英文解釈の学習効果を最大化する鍵です。

全ての長文読解の土台となる力

英文解釈のトレーニングを積むことで、一文を正確に読む「精読力」が飛躍的に向上します。この力があれば、大学受験で出題される難解な英文でも、単語の意味と文法構造から論理的に意味を導き出せます。フィーリングや曖昧な文脈頼みではなく、確固たる根拠を持って英文を読めるようになるのです。この精読力こそが、速読や多読といった高度なリーディングスキルへの土台となります。


なぜ長文が読めない?意外な原因は「日本語力」にあった

「単語も文法も完璧。一文なら訳せる。でも、長文になると途端に分からなくなる」
この悩みの根源は、実は英語力そのものではなく、「日本語力」、特に現代文の読解力にあるのかもしれません。英語を日本語に訳す作業はできても、その日本語の意味を理解し、文章全体の論理的な繋がりを把握する力がなければ、長文を真に読めたとは言えません。

「訳せる」と「読める」の大きな違い

本当の意味での「読解」とは、翻訳された日本語を読んで、筆者の主張や論理構成を理解し、内容を自分の言葉で要約できる状態を指します。訳した日本語を読んでも意味が分からないなら、それは英語力の問題ではなく、日本語の文章を読み解く力が不足している証拠です。

まずは日本語で論理的思考を鍛えよう

英語長文の成績が伸び悩んでいるなら、一度英語の勉強から離れて、現代文の参考書、特に評論読解の問題集に取り組んでみることをおすすめします。「対比」「因果関係」「言い換え」といった論理的な文章構造のパターンを、日本語で徹底的に学びましょう。この日本語での論理的思考力が身につけば、同じ構造の英語長文を読んだ時も、スムーズに内容を理解できるようになります。

塾長/河野玄斗
塾長/河野玄斗
単語も文法も勉強しているのに英語の点数が伸びない人は、多くの場合、現代文ができていないことが要因です。一文一文は訳せても、長文全体で何を言っているのか理解できない人は、英語力の問題ではなく、現代文の読解力の問題です。だから、まず日本語できちんと文章を読めるようにした方がいいですね。

焦りは禁物!速読よりも大切な「精読」のすすめ

基本ができていない状態で速く読もうとすると、内容を正確に捉えられず、かえって失点を重ねてしまう危険性があります。特に大学受験レベルの英文では、雑な読み方をする受験生をふるいにかけるような、巧妙な仕掛けが施されています。焦る気持ちを抑え、まずは一文一文を正確に読む「精読」を徹底することが、結果的に速読への一番の近道となるのです。

英語は速読の前に、まずは「ゆっくり正確に」

速読は、精読ができるようになったその先にあるスキルです。時間をかけてでも、一文の構造を完璧に把握し、単語の意味を正確に捉え、筆者の意図を読み解く。この「精読」の積み重ねが、脳の処理速度を自然と上げてくれるのです。

雑な読み方は命取り

東京大学をはじめとする難関大学の英語では、文脈だけで読んでいると間違えるように作られた問題が多く出題されます。例えば、本文の内容と微妙に異なる選択肢や、紛らわしい単語の言い換えが巧みに配置されています。このような問題に対応するには、一文一文の構造や単語の意味を正確に捉える精読力が不可欠です。速さを求めるあまり自己流の雑な読み方が身についてしまうと、後から修正するのは非常に困難になります。

同じ長文を何度も音読する

精読のトレーニングとして最も効果的なのが「音読」です。文の構造や意味を完全に理解した長文を、何度も声に出して読んでみてください。最初はつっかえても構いません。繰り返すうちに、スムーズかつ速く読めるようになります。黙読だけでは得られない、身体を使った学習が読解速度の向上に繋がります。


まとめ:正しい順番で、英語を得意科目にしよう!

英語学習は、基礎から順番に積み上げていくことが何よりも大切です。多くの人が陥りがちな間違いは、土台が固まっていないうちから、いきなり長文読解という応用問題に手を出してしまうことです。

英語学習の正しいロードマップ

改めて、英語学習の正しい順番を確認しましょう。

  1. 英単語:すべての基礎となる部品を覚える。
  2. 英文法:部品を組み立てるための設計図を学ぶ。
  3. 英文解釈:設計図通りに、一文を正確に組み立てる練習をする。
  4. 長文読解:複数の文の繋がりを理解し、文章全体の構造を読み解く。

このステップを一つひとつ着実にクリアしていくことが、遠回りに見えて、実は最も効率的な学習ルートなのです。

英語は「安定科目」になる

英語という科目の大きな特徴は、一度実力がつけば成績が安定しやすいということです。正しい努力を正しい順番で続ければ、裏切られることはありません。大学受験本番で精神的な支えとなる「安定科目」を一つ持っておくことは、非常に大きなアドバンテージになります。


今すぐ行動しよう

この記事を読んで、「なるほど」で終わらせてしまっては意味がありません。大切なのは、今すぐ行動に移すことです。自分に足りないのは、単語力なのか、文法力なのか、それとも読解力なのか。現状を正確に把握し、明日からの学習計画に落とし込みましょう。その小さな一歩が、あなたの未来を大きく変えるはずです。河野塾であれば、初学者から難関大受験レベルまで各ステップ一つの講座で網羅できます。

受験に向けた英語の学習を河野塾で始めましょう!

徹底基礎講座「英文法」を受講した感想

最後に、河野塾の「英文解釈」徹底基礎講座を受講した方の感想をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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英語初学者でもよくわかる解説です。完了の章では、答えを導くまでの、道筋がめちゃくちゃ明確で分かりやすいです。ありがとうございました!!!!!
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本質やイメージを大切にしているのでとてもわかりやすい。
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英文法の単元から品詞レベルに落とし込んでいたのですごくわかりやすいです。英作文という形でも英文法を対策できるので、国公立志望で英作文が出るのでとてもありがたいです。英作文のコツなども教えてくれます。どれだけ品詞ベースで勉強するのが大切なのかわかる講座になっていました!
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これまでどんな参考書をやってきても体系化することが出来なかった文法を、この講座を受けるだけで本質的な部分まで理解することができました!!自分で言葉に出来ない部分を詳しく解説してくれていたり、抜け落ちていた部分を復習するきっかけとなりました!