大学受験の基礎知識

大学受験の足切りとは?意味・仕組み・基準点・対策までわかりやすく解説

大学受験の足切りとは?意味・仕組み・基準点・対策までわかりやすく解説

大学受験においての「足切り」とは、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の得点をもとに、二次試験(個別学力検査)に進む受験生を制限する選抜制度のことです。

大学の募集要項などでは、足切りを「二段階選抜を実施することがある」という表記で記載されています。

足切りは、主に志願者数の多い国公立大学で実施され、大学側が設定した「倍率」や「基準点」に達しない場合、二次試験を受けることすらできずに不合格となってしまいます。

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足切りによって「せっかく対策した二次試験が受けられない」という事態を防ぐためには、志望校の足切りラインを把握し、共通テストで確実に得点する戦略が不可欠です。

この記事では、足切りの仕組みから回避するための対策までを詳しく解説します。

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大学受験における足切りとは?徹底解説

足切りとは、主に国公立大学で行われる受験の選抜制度で、正式名称は「第一段階選抜」といいます。

国公立大学の受験では、共通テストの受験が必須ですが、その結果が大学側の設定した基準に届かない場合は、二次試験(個別学力検査)を受ける資格を失ってしまいます。つまり、どれだけ二次試験対策を積み重ねていても、採点すらしてもらえないという非常に厳しいルールです。

足切りは最終的な合否を決めるものではなく、二次試験へ進むための「事前選考」と考えて良いでしょう。

大学側がこの制度を設ける主な理由には、以下の2つがあります。

  • 採点効率の維持
    記述式の多い二次試験で、質の高い採点を行うために受験者数を絞る
  • 基礎学力の担保
    入学後に授業についていくための最低限の力を確認する

この選抜をクリアして、初めて志望校の土俵(合否判定)に立つことができます。足切りはあくまで選考の入り口ですが、ここを突破しなければ合格の可能性はありません。

共通テストで着実に基準を通過できる実力をつけておくことが、難関大合格の絶対条件です。

足切りの仕組み【選考の流れ】

足切りが実施されやすい国公立大学を例に、足切りの仕組みについて解説します。

国公立大学の一般選抜の入試選考は、下記の流れで行われます。

▼国公立大学の一般選抜の入試の流れ
国公立大学受験の一般的な流れ 受験生の動き・状況
1.出願 全員が出願可能
2.試験 全員が一次試験(共通テスト)を受験
3.第一段階選抜(足切り) 基準点未満の受験生は、二次試験に進めず不合格
4.二段階選抜・二次試験受験 足切りを通過した受験生のみが個別試験を受験
5.最終合否判定 共通テスト・二次試験の合計点数で合格者を決定

出願から試験までは全員に受験資格がありますが、一次試験(共通テスト)で基準点未満だった受験生は、次の二次試験のステップに進めません。

足切りが実施される志望校を受験する際は、まず足切りラインとなる基準点を超える必要があります。足切りラインを越えることで二次試験の受験資格と、最終的な合否判定の権利を得ることになるため、受験対策では必ずおさえておきましょう。

足切りには定員・倍率が関係している

足切りが実施されるかどうかは、志願者の「倍率」が大きく関係しています。

多くの国公立大学では、事前に「募集定員の〇倍を超えたら足切りを行う」という予告倍率を設定しています。志願者がこの倍率を超えた場合、共通テストの成績順で受験生を絞り込み、基準に届かない人は二次試験に進めません。

一方で、志願者が予告倍率を下回れば、原則として足切りは行われません。出願時は、自分の点数だけでなく志望校の倍率状況も必ずチェックしましょう。

足切りの基準点はどのくらい?

足切りラインとなる基準点は、大学や学部、入試年度によって異なるため固定されていません。ただし、基準点の目安は一般的にいわれているものがあります。

国公立大学の前期試験、特に難関校や医学部などでは、共通テストの得点率の8割程度が目安といわれています。また、地方国立大学の場合は得点率が6〜7割で足切りが発生することがあります。

志望校の大学や学部の募集要項を事前に確認し、足切り実施の有無や倍率、基準点の確認をしましょう。また、大手予備校が発表している足切り予想ラインを参考に対策を練ることが重要です。

足切りは学部・年度によって変動する

足切りの基準点は、その年に出題された問題の難易度や志願者数によっても大きく変動します。

例えば、共通テストの問題が難しい年は平均点が下がるため、足切りの基準点も連動して低くなります。逆に、問題が易しい年や、特定の学部に人気が集中して倍率が跳ね上がった年は、基準点が予想外に高騰することもあります。

「昨年はこの点数で大丈夫だったから」と油断せず、過去数年分の推移を確認して、どんな難易度でも対応できる余裕を持った得点力を養っておくことが大切です。

足切りの種類と実施されるケース

「足切り」という言葉は、実は以下の3つの異なる場面で使われることがあります。

それぞれの仕組みと注意点を詳しく解説していきましょう。

国公立大学の「二段階選抜」

最も一般的な足切りです。共通テストの得点が、大学が公表している「予告倍率」や「基準点」に達しない場合、二次試験に進めずその時点で不合格となります。

国公立大学の二次試験における足切り

共通テストを通過しても、二次試験で特定の科目の点数が極端に低い場合に不合格となるケースがあります。

例えば、理系学部で「数学の得点が配点の4割未満なら、合計点に関わらず不合格」といったルールです。

これは科目別最低点と呼ばれ、共通テスト後の「実質的な足切り」として実施されることがあります。

私立大学の共通テスト利用入試

私立大学の「共通テスト利用方式」では、共通テストの点数のみで合否が決まるため、合格ラインに届かなかったことを俗に「足切りされた」と表現する受験生もいます。

ただし、国公立のような「二次試験への門前払い」とは性質が異なることを理解しておきましょう。

また、一部の難関私立大学や医学部では、国公立大学同様に二段階選抜を明記しているケースもあります。

足切りがある大学、ない大学の違い

足切りは、とくに難関国公立大学で行われています。難関国公立大学の志願者数は極めて多く、定員に対して倍率のコントロールが必要だからです。

一方、ごく一部の例外的な学部や大学、共通テストの利用入試を除き、私立大学では足切りの実施が少ない傾向にあります。

▼足切りがある大学・ない大学
足切りの実施あり 足切りの実施が少ない
  • 難関国公立大学
  • 国公立大学 医学部
私立大学

私立大学の一般選抜では、基本的に共通テストの成績は関係なく、大学側が実施する試験の結果で合否が判定されます。一般入試で受験する場合は、足切りを心配する必要はないでしょう。

ただし、私立大学は足切りを実施しないからといって、決して簡単ではありません。足切りがある大学であれば最低ラインが決まっていますが、足切りがない大学は最低ラインを読むのが難しくなります。合否の明確な基準を推察し難いため、全科目バランスよく得点を稼ぐことが大切です。

足切りを実施する大学の調べ方

志望校で足切りが行われるかどうかは、各大学が発行する「学生募集要項」で確認できます

募集要項の選抜方法の項目に、「二段階選抜を行うことがある」という記述や、「志願者が募集人員の〇倍を超えた場合に、共通テストの成績により第一段階選抜を行う」といった具体的な倍率が記載されている場合は注意が必要です。

また、予備校が提供している最新の入試情報サイトや、前年度の実施結果データも非常に参考になります。

足切りの実施可能性があるおもな大学・学部一覧

ここでは、最新の入試情報に基づき、足切りの実施を予告している主な国公立大学・学部をまとめました。

旧帝国大学をはじめとする難関校や、全国の国公立大学医学部は、そのほとんどが足切りの対象となっています。ご自身の志望校が含まれていないか、以下のリストで確認してみましょう。

足切りの実施可能性がある(予告している)おもな国公立大学・学部
(2026年度・一般選抜)
  • 北海道大学(総合入試文系/文/法/経済/教育/理/医/歯/薬/農/水産/獣医/総合入試理系)
  • 東北大学(文/法/経済/教育/理/工/医/歯/薬/農)
  • 秋田大学(医)
  • 山形大学(医)
  • 筑波大学(人文・文化/社会・国際/人間/情報/理工/医/体育/生命環境/芸術専門/総合)
  • 群馬大学(医)
  • 千葉大学(法政経/医)
  • 東京大学(文一/文二/文三/理一/理二/理三)
  • 東京科学大学(理/工/物質理工/情報理工/生命理工/医/歯)
  • 一橋大学(法/経済/商/社会/ソーシャル・データサイエンス)
  • 新潟大学(医)
  • 富山大学(教育/医/医薬保健)
  • 金沢大学(医薬保健)
  • 福井大学(医)
  • 山梨大学(医)
  • 信州大学(医)
  • 岐阜大学(医)
  • 浜松医科大学(医)
  • 名古屋大学(医)
  • 名古屋工業大学(工)
  • 三重大学(医)
  • 滋賀大学(経済・データサイエンス)
  • 滋賀医科大学(医)
  • 京都大学(文/法/経済/教育/総合人間/理/工/医/薬/農)
  • 大阪大学(外国語/人間科学/理/工/基礎工/医/薬)
  • 神戸大学(文/法/経済/経営/国際人間科学/理/工/システム情報/医/農/海洋政策科学)
  • 鳥取大学(医)
  • 島根大学(人間科学/医)
  • 岡山大学(医)
  • 広島大学(医)
  • 山口大学(医)
  • 徳島大学(医/歯/薬)
  • 香川大学(医)
  • 愛媛大学(医)
  • 高知大学(医)
  • 九州大学(文/法/経済/教育/共創/理/工/芸術工/医/歯/薬/農)
  • 佐賀大学(医)
  • 長崎大学(医)
  • 熊本大学(医/薬)
  • 大分大学(医/福祉健康科学)
  • 宮崎大学(医)
  • 鹿児島大学(医)
  • 琉球大学(医)
  • 札幌医科大学(医/保健医療)
  • 岩手県立大学(ソフトウェア情報)
  • 山形県立保健医療大学(保健医療)
  • 福島県立医科大学(医/保健科学)
  • 埼玉県立大学(保健医療福祉)
  • 東京都立大学(法/経済経営/人文社会/都市環境/理/システムデザイン/健康福祉)
  • 横浜市立大学(データサイエンス/理/医)
  • 福井県立大学(看護福祉/生物資源/恐竜)
  • 長野県立大学(健康発達)
  • 静岡県立大学(経営情報/薬/看護)
  • 愛知県立大学(日本文化/外国語/教育福祉/情報科学/看護)
  • 名古屋市立大学(医)
  • 京都府立医科大学(医)
  • 大阪公立大学(文/法/経済/商/理/工/看護/農/獣医/医/生活科学/現代システム科学)
  • 兵庫県立大学(国際商経/社会情報科学/理)
  • 奈良県立医科大学(医)
  • 和歌山県立医科大学(医/薬/保健看護)
  • 九州歯科大学(歯)

出典:駿台予備学校 2026年度 国公立大学2段階選抜実施予告大学【2025年10月21日現在】
※記載の大学・学部名は、志願倍率が一定を超えた場合に2段階選抜の実施を予告したものです。実際の志願者が少ない場合は2段階選抜を行いません
※各大学の募集人員は2025年9月1日時点の内容です
※総合型選抜等の結果から予定を変更する可能性があるため、詳細については各大学に問い合わせをしてください

足切りを回避するための対策

ここでは、足切りの回避策について解説します。

志望校の足切り情報を事前に調べる

足切りを回避するためには、志望校の募集要項や過去のデータなどは事前に確認しておきましょう。特に募集要項で必ずチェックしておきたいポイントは、以下のとおりです。

募集要項でチェックするポイント
  • 出願基準
    「共通テストの得点率〇%以上」が出願の必須条件になっていないかを確認。
  • 二段階選抜の予告倍率(本来の足切り)
    「志願者が募集人員の〇倍を超えた場合に実施する」という記載をチェック。昨年の倍率と比較して、実施の可能性を予測する。
  • 科目別基準点(実質的な足切り)
    「特定の科目が〇点未満の場合は不合格」という記載がないか。特に医学部や難関理工系学部では、数学や理科に設定されることが多い。
  • 「総合的に判断」の記載
    同点時に調査書を重視するのか、あるいは特定の科目の配点を重視するのかなど、判定の「癖」が隠れている可能性あり。
  • 備考欄や注釈の小さな文字
    「※欠席者がいた場合でも、当初の倍率で判定する」といった重要なルールが小さく書かれていることがあるため、隅々まで目を通す。

また、大手予備校のデータなども参考になります。大手予備校では合格者の最低点を調べており、合格最低点から足切りラインを参考にしましょう。

その他にも志望校の過去3年分のデータをチェックしておくことも大切です。足切りラインは毎年変動するので、どの程度を推移しているか確認しておくと目安になります。最低点が毎年大きく上下している学部は要注意です。

東京大学受験(2025年度)/男性
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足切りの情報を調べると、年度ごとに変動することが分かり、自分の年に足切りの点数が高かったらと不安でした。ですが前向きに開き直って、足切りになるくらいなら受からないと割り切って特別なことは何もしませんでした。

苦手科目を放置しない

得点率が「〇〇%未満は不可」というように、1科目でも基準を満たせなかった場合も、実質的な足切りのリスクがあります。

科目別基準点を設定している大学は、合計点が合格ラインを超えていても不合格となるので、苦手科目の放置は厳禁です。

特に国公立大学を目指すのであれば、受験科目はすべて最低限のラインを超えるつもりで勉強に取り組んでください。できるだけ余裕を持って共通テストに臨めるように、受験勉強では苦手科目をしっかり対策しましょう。

東京大学受験(2025年度)/男性
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足切り突破だけに固執せずに、共通テストと二次試験の配点を踏まえて最終的に受かるための勉強内容や勉強量を決めることが大切だと思います。

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併願校・出願戦略を工夫する

足切りは、事前の戦略によって回避できます。ポイントは、攻めと守りを分ける考え方で工夫をすることです。次の3点を工夫してみてください。

  • 足切りなしの大学を併願に組み込む
  • 「一般選抜」を併用し、共通テストへの依存度を下げる
  • 自己採点後に、学部・方式ごとの倍率を再精査する

第一志望が足切りのある難関校の場合、併願校には足切りがない大学を選び、確実に二次試験へ進める「守り」を固めましょう。また、共通テスト利用入試だけでなく、当日試験の得点で勝負できる一般選抜を組み合わせることで、万が一の失敗をカバーできます。

出願前には大手予備校が発表する最新のボーダー予測(リサーチ結果)を確認し、足切りリスクが極めて高い場合は、学部や方式の変更も視野に入れた慎重な判断が合格を引き寄せます。

東京大学受験・入学(2025年度)/男性
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自己採点は足切りギリギリでしたが、すでに納得して進学できる私立大学から合格をもらっていたため、迷わず第一志望に突っ込みました。万が一足切りにあっても「行く場所はある」という心の支えがあったからこそ、リスクを取って第一志望に挑戦する決断ができたと思います。

京都大学受験(2025年度)/男性
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共通テストはボーダーライン上で、足切りの可能性も十分にある状況でした。私は「何としても現役で国公立へ」という強い思いがあったので、足切りの不安を抱えたまま勉強に集中できないリスクを避け、確実に二次試験へ進める大学に志望校を変更しました。

河野塾からアドバイス
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「合格」をもらえた大学が一つもない状態が最も不安な状態だと思います。
実力相応校を共通テスト利用などで確実に押さえることができれば、精神的な安定と「第一志望対策に集中できる時間」が手に入ります。「第一志望校の対策以外の負担をどれだけ減らせるか」という視点で出願戦略を練ってみてください。

大学受験の足切りについてよくある質問

大学受験の足切りについて、よくある質問をまとめました。

Q1.足切りと合格最低点の違いは?

A.「二次試験に進むための条件」か、「最終的に合格するための合計点」かという違いがあります。

▼足切りと合格最低点の違い
足切り 合格最低点
役割二次試験を受ける資格があるかの判定最終的な合否を分けるライン
決定タイミング二次試験の前に確定全試験終了後の集計で確定
下回った場合即不合格(二次試験を受けられない)不合格(順位が募集定員外)

足切りは、いわば「土俵に上がるためのハードル」です。どれだけ記述対策をして合格最低点を超える実力があっても、共通テストで足切りラインを下回れば、採点すらしてもらえず不合格となります。

まずは足切りを確実に突破し「受験資格」を得ることが大前提です。その上で、共通テストと二次試験の合計で合格最低点を超える戦略を立てましょう。


Q2.足切りとボーダーの違いは?

A.「不合格が確定するライン」か、「合格可能性50%の目安」かという点が大きな違いです。

▼足切りとボーダーの違い
足切り ボーダー
意味二次試験に進める最低ライン合格可能性が50%のライン
設定者大学(募集要項に基づき決定)予備校(模試や自己採点から算出)
下回った場合その時点で不合格合格の可能性あり

最大の違いは、その後の逆転が可能かどうかです。大学が設定する「足切り」に遭うと、二次試験を受ける権利を失い不合格が確定します。

対して「ボーダー」は予備校が示す目安に過ぎません。ボーダーを下回っていても、足切りさえ突破していれば二次試験での逆転合格は可能です。まずは足切りを確実に超えることを最優先に考えましょう。


Q3.足切りにかかるのは不合格ですか?

A.足切りにかかった時点で不合格として扱われます。

足切りにかかるということは、最低基準に届かなかったということであり、合否判定の対象外とみなされます。足切りを通過したうえでようやく合否判定を受けられるので、合格には足切りの突破が大前提です。


Q.4足切りは全員に同じ基準ですか?

A.はい。同じ大学の「同じ学部・方式」を受験する人であれば、全員に全く同じ基準が適用されます。

足切り(第一段階選抜)において、現役・浪人の別や出身高校、調査書の内容などが影響することはありません。共通テストの得点のみを用いて、受験生全員に公平なルールで実施されます。

ただし、「大学全体で一律の基準」ではない点に注意が必要です。 足切りラインは、学部や学科、入試方式(前期・後期など)ごとの志願倍率によって決まります。そのため、同じ大学内であっても「医学部は足切りがあったが、文学部はなかった」「同じ学部でも方式が違うため、一方は基準が高かった」というケースは頻繁に起こります。

自分が志望する「特定の枠」における過去の足切り状況を確認しておくことが大切です。


Q5.自己採点で足切り未満だったら合格は無理?

A.自己採点の結果が正確で、かつ大学側が足切りを実施した場合は、残念ながら逆転合格の可能性はありません。

足切りは共通テストの得点をもとに機械的に判定されるため、基準に1点でも届かなければ、その時点で不合格となります。ただし、以下の2つのケースにおいては、まだ合格の可能性が残されています。

  • 自己採点が間違っている場合
    実際の得点が自己採点よりも高く、大学の基準を超えていれば、第一段階選抜を通過し二次試験へ進めます。
  • 足切り自体が実施されない場合
    「志願者数が大学の予定倍率を下回った」などの理由で、大学が足切りを行わないことがあります。この場合、共通テストの点数に関わらず全員が二次試験に進むことができます。

自己採点が予備校の出す予測ボーダーを下回っていても、大学が公表する「実施条件」に満たない志願者数であれば、足切りは行われません。まずは志願状況を冷静に見極めることが重要です。

河野塾からアドバイス
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合格の可能性はゼロではありませんが、二次試験で他の受験生よりも高得点を取る必要があります。
足切りを突破できたとしても、それは最下位層での通過となります。二次試験で周囲の受験生を大きく上回る得点を叩き出すことが必須条件となります。自分の今の実力と、残された期間で埋められる点数差を冷静に比較し、出願を判断することが重要です。

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足切りが行われるような難関大学ほど、共通テスト対策が重要です。

難関の国公立大学を目指す受験生にとって、足切りの突破はゴールではありません。共通テストは避けられない通過点であり、高水準の結果が求められます。

共通テストで8〜9割を安定して取る「処理能力・基礎力」が必須であり、これらは二次試験の難問を解くための土台そのものです。

足切りのラインに躊躇せず、しっかりと準備をして学力を上げていくためには、河野塾の「徹底基礎講座」がおすすめです。

難関大学に進学した先輩たちも、徹底基礎講座を活用して共通テストで着実に高い結果を残してきました。効率的な学習をサポートする徹底基礎講座で、足切り突破を確実なものに近づけましょう!