【受験生の悩みを徹底解説】暗記だけじゃダメ⁉︎日本史と日本史探究の違いと入試対策
新課程「日本史探究」への移行に戸惑っていませんか。暗記中心の学習法は通用するのか、入試はどう変わるのか、不安を感じる方も多いでしょう。
日本史と日本史探究の1番の違いは、単なる知識の習得から、資料を活用して多面的・多角的に考察する力を重視するようになったことです。
「日本史探究」では、知識だけでなく「思考力・判断力・表現力」を育む探究的学びが重視されます。これは、受験だけでなく将来の自己成長にもつながる力です。
この記事では、「日本史」と「日本史探究」の違い、入試の変化、河野塾の日本史講師による効果的な学習法まで徹底解説します。
- 日本史と日本史探究の根本的な違い
- 新課程での科目構成と学習の流れ
- 共通テスト・二次試験で問われる力の違い
- 探究型学習の効果的な勉強法
- 他の社会科目との比較と科目選択のヒント
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日本史探究とは?
「日本史探究」は、知識を覚えるだけでなく、歴史を通して考える力を育てる科目です。社会の変化に対応し、生徒がより良い人生を築くために生まれました。知識に加えて思考力や探究力を伸ばすことが重視され、社会の一員として自ら考える姿勢が求められています。
新課程の目的ー「生きる力」を育てる教育へ
新しい学習指導要領は、生徒が自分で考え、より良い社会を築く力を育むことを目指しています。この改訂は、世界的な「思考力重視の教育」の流れを背景としている他、日本では選挙権が18歳に引き下げられたことで、高校生であっても社会の一員として意見を持ち、行動する力がより一層求められています。
こうした背景から、授業においては、生徒が主体的に学ぶ姿勢が特に重視されています。
日本史探究が育てる三つの力
「日本史探究」は、知識、思考力、人間性の三要素をバランス良く育成することを目指しています。具体的には、以下の三つの力を総合的に伸ばすことを目標としています。
- 知識・技能の習得力:「何を理解し、何ができるか」という、知識や技能を身につける力。
- 思考力・表現力の伸長:「理解したことをどう活用するか」という、思考力や表現力を高める力。
- 学びへの意欲・人間性の養成:「社会や世界とどう関わるか」という、学びに向かう力や人間性を育む力。
探究的な学びが未来をつくる
「日本史探究」は、歴史を通して現代社会を考え、未来を創る力を育てる科目です。「歴史総合」を履修した後に学ぶ選択科目であり、事実の暗記ではなく、背景やつながりを自分で考える学びが求められます。過去を通して今を見つめ直し、より良い未来を考える探究的な姿勢を身につけることが狙いです。
日本史と日本史探究の違い──“覚える日本史”から“考える日本史”へ
新課程では、学びの中心が「暗記」から「探究」へと変わりました。知識を覚えるだけでなく、資料を使って考える力が求められています。「日本史探究」は旧課程の「日本史B」を発展的に引き継ぎつつ、「歴史総合」と組み合わせてより深く学ぶ構成になりました。
科目構成の変更ー歴史を「総合」から「探究」へ
旧課程の「日本史A・B」は廃止され、「歴史総合」と「日本史探究」という新体系に再編されました。旧課程では「日本史A(2単位)」と「日本史B(4単位)」がありましたが、新課程ではまず「歴史総合(2単位)」を全員が履修し、その上で「日本史探究(3単位)」を選択して学びます。「日本史探究」では、日本の歴史を地理的・世界的な視点からとらえ、他地域や時代とのつながりを考えながら理解します。
内容の変化ー資料を読み解き、自分の考えをもつ
資料を活用しながら考える「探究的な学び」が中心になりました。暗記よりも”根拠をもとに考える力”が求められます。文献・絵図・地図・統計など、さまざまな資料をもとに歴史を考察し、「なぜそうなったのか」「何を意味するのか」を多角的に考えます。現代社会とのつながりにも目を向け、歴史の意義を自分の言葉で説明する力が求められます。
難易度の変化ー思考力が問われる学びへ
「日本史探究」は、知識量よりも思考力と表現力が試される科目です。「暗記中心」から「問いを立てて考える日本史」へと学びの方向が変わり、歴史的な出来事を多角的に分析し、自分の意見を論理的にまとめる力が必要になります。過去と現代を結びつけて考えることで、学びが自己成長にもつながります。
河野塾の徹底基礎講座【日本史】では、出来事の背景や因果関係を「なぜ」で結びつけるため、回解答に必要な知識を瞬時に引き出せる力が身につきます。授業内で繰り返し問われる「なぜ」に答えるアウトプットを重ねることで、用語の重要度を判断する力、考える習慣、そして解答に辿り着くコツが身につきます。本番でも焦らず問題に取り組める、再現性のある実力が養える講座です。
共通テストにおける変化
共通テストの日本史では、ただ覚えるだけでは高得点は狙えません。新課程の日本史探究では、資料を見て考え、自分の意見を根拠と一緒にまとめる力が重要です。問題文や資料を読み取り、そこから考えを作る力がなければ点は伸びません。
どんな力が問われるのか
共通テストでは、単なる知識だけでなく、「考える力」「判断する力」「自分の考えを伝える力」の3つが評価されます。つまり、ただ歴史の年号や出来事を覚えるだけでは不十分です。資料や文章をもとに、「なぜそうなったのか」「何が影響したのか」を自分なりに整理して答える力が求められます。知識は単なる暗記ではなく、問題を解くための道具として使えるようにしておくことがポイントです。
資料をどう活かすか
共通テストでは、統計表や古い文書、絵図や写真など、いろいろな資料が出題されます。資料をただ見るのではなく、「何が書かれているか」「背景は何か」「信頼できる情報か」を考えて分析することが必要です。また、複数の資料を比べて共通点や違いを整理したり、因果関係を考えたりする力も重要です。こうすることで、資料から根拠を引き出し、自分の考えをしっかり書けるようになります。
広い視野で歴史を理解する
日本史探究では、日本の歴史だけでなく世界の出来事や地理的な条件と結びつけて考えることも大事です。たとえば、産業革命が日本にどんな影響を与えたかや、戦争や条約が日本と世界にどう関係しているかを考える力です。過去の出来事を多角的に理解することで、資料を見ても混乱せず、論理的に答えを導けるようになります。
二次試験における変化
「日本史」が「日本史探究」に変わったことで、大学の二次試験にも変化が見られます。
知識の暗記だけでなく、資料を読み取り考察する力を問う問題の割合が高まっています。高校での学習内容が変わったことを受け、大学側も出題方法を徐々に調整しています。ここでは、高校生向けに三つのポイントに分けて説明します。
出題の方向性の変化
日本史探究では、単なる暗記ではなく「資料を読み取り、自分で考える力」が重視されています。二次試験でも文章や図表、写真などの史料を用い、背景や意図、社会への影響を考察させる問題が増えています。たとえば、ある出来事がなぜ起きたのか、他の時代や文化とどう関連するのかを整理して答える力が求められます。
出題内容の幅の変化
単一の時代だけでなく、複数の時代や社会テーマを横断して考える問題の比重が増えています。また、日本史と世界史や現代社会との関連を考える設問も見られます。具体例としては「江戸時代の政策が近代日本や世界とどのように関わるか」といった問題です。単純な知識だけでなく、複数の情報を整理して論理的に答える力が重要です。
大学ごとの差
すべての大学で出題スタイルが同じわけではありません。旧来の知識確認中心の問題を続ける大学もあります。一方で、入試方針で「思考力や探究力を重視」と明記している大学では、資料分析や考察型の問題の割合が高くなっています。志望校ごとの入試情報や出題傾向を確認することが大切です。
他の社会科目の新課程との比較
新課程の社会科では、どの科目も「暗記中心」から「探究中心」の学びへと変わりました。地理歴史科では「地理総合」と「歴史総合」が必履修となり、そのうえで「地理探究」や「世界史探究」などを選択して学びます。どの科目も、自ら課題を見つけ、論理的に考え、表現する力を育てることを目的としています。
「地理探究」の内容と特徴
「地理探究」は、「地理総合」で学んだ基礎をもとに、地理的な見方や考え方を発展させる科目です。地図やGISを使い、地域や世界の課題をデータから分析します。学びのまとめとして、環境問題や人口移動など現代社会の課題を自分の視点で探究し、解決の方向を考えることが重視されています。
「世界史探究」の内容と特徴
「世界史探究」は、世界の歴史的なつながりを多面的に考える科目です。複数の資料や意見を比較しながら、現代の課題を歴史的背景から読み解きます。暗記よりも、歴史的な因果関係を考察し、自分の言葉で説明する力が求められます。
科目選択のポイント
どの科目も、根拠に基づいて考え、表現する力を育てる点で共通しています。地域や空間の構造に関心がある場合は「地理探究」、時間的な変化や歴史的背景を掘り下げたい場合は「世界史探究」がおすすめです。どちらの科目も、主体的に課題を追究し、社会と自分のつながりを見つめ直す学びを目指しています。
その悩み、河野塾なら解決できます
新課程で「日本史探究」が始まり、これまでの”暗記する日本史”から”考える日本史”へと学びが変わりました。入試でも思考力・表現力を重視する問題が増えており、これまでの勉強法では対応しきれないと感じる高校生も多いはずです。
河野塾では、新課程に完全対応したカリキュラムで、「なぜそうなったのか」を自分で考える力を育てます。知識の暗記にとどまらず、資料分析や論述演習を通して、大学入試にも通用する”思考の日本史”を実現します。
「覚えるだけの勉強から抜け出したい」「探究型の入試に強くなりたい」という方は、河野塾の徹底基礎講座【日本史:通年】がおすすめです。
河野塾の徹底基礎講座【日本史:通史】は、これから初めて学ぶ人から、難関大学(偏差値65〜70程度)の合格点を取りたい高校生まで対象としています。
教科書に沿って全大学共通の必須知識をカバーしつつ、本文では省かれがちな背景や説明も補完しています。特に時期を意識した学習法を取り入れ、芋づる式に周辺情報を想起できるよう、知識を網のように結びつけ理解を深めていくことができる講座です。
暗記ではなく、思考を重視する新課程「日本史探究」の対策にも適した講座になっています。

