勉強法

受験勉強は何から始める?志望校合格への準備と勉強法を徹底解説

「受験勉強を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない」
「英語・数学・国語のうち、どの科目を優先すべき?」
「高2・高3から始めても間に合うの?」

このように悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

受験勉強で大切なのは、やみくもに長時間勉強することではありません。まずは、志望校や入試方式を確認し、今の学力との差を把握したうえで、自分に必要な勉強から順番に進めることが重要です。この記事では、受験勉強を何から始めればいいのかを、最初にやるべきこと・学年別・科目別・基礎がない場合の戻り方に分けて解説します。

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受験勉強は何から始めるべき?

受験勉強は、いきなり参考書を買ったり、過去問を解いたりすることから始める必要はありません。まず大切なのは、次の3つです。

POINT 1

志望校・受験方式・必要科目を確認する

POINT 2

今の学力との差を把握する

POINT 3

自分に合った教材から始める

この順番を間違えると、必要のない科目に時間を使ってしまったり、難しすぎる問題集に手を出して挫折したりする可能性があります。受験勉強は「とにかく勉強量を増やす」よりも、「今の自分に必要な勉強を見極める」ことから始めましょう。

まずは志望校・受験方式・必要科目を確認する

受験勉強を始めるときは、まず志望校・受験方式・必要科目を確認しましょう。

なぜなら、志望校や入試方式によって、勉強すべき科目や優先順位が変わるからです。

たとえば、同じ大学でも、一般選抜・共通テスト利用・学校推薦型選抜・総合型選抜など、入試方式によって必要な対策は異なります。また、私立文系なら英語・国語・社会が中心になることが多く、国公立理系なら英語・数学・理科に加えて共通テスト対策も必要になります。

確認すべき内容は、主に以下の通りです。

確認すること 内容
志望校・学部 受けたい大学・学部・学科
入試方式 一般選抜、共通テスト利用、推薦、総合型など
必要科目 英語・数学・国語・理科・社会など
配点 どの科目の点数が高いか
出題傾向 記述式か、選択式か、長文が多いかなど

まだ志望校が決まっていない場合は、完璧に決める必要はありません。

まずは「気になる大学を3〜5校出す」「文系か理系かを仮で決める」「国公立か私立かを考える」だけでも十分です。最初から完璧な志望校を決めようとすると、かえって動き出せなくなります。

まずは仮決めでよいので、受験勉強の方向性を作ることが大切です。

今の学力と志望校との差を把握する

志望校や必要科目を確認したら、次に今の学力と志望校との差を把握しましょう。受験勉強では、「どの参考書を使うか」よりも前に、「自分は何ができていて、何ができていないのか」を知る必要があります。

現在地を確認する方法には、以下のようなものがあります。

方法 確認できること
模試の結果を見る 科目ごとの偏差値、苦手分野
学校の定期テストを見直す 授業内容の理解度
基礎問題集を解く 基礎が身についているか
共通テストや過去問を軽く見る 志望校とのレベル差

この段階で過去問を解く場合、点数を取ることが目的ではありません。「どのくらい難しいのか」「どんな問題が出るのか」「今の自分に何が足りないのか」を知るために使います。

特に、偏差値40台や基礎に不安がある人は、いきなり応用問題に進むよりも、どの単元から戻るべきかを確認することが重要です。「英語の長文が読めない」と感じていても、原因は単語不足かもしれません。「数学が苦手」と思っていても、実は中学内容や高1の最初の単元でつまずいている場合もあります。

受験勉強は、できない部分を正しく見つけることから始まります。

最初から難しい問題集に手を出さない

受験勉強を始めたばかりの人がやりがちな失敗が、最初から難しい問題集に手を出してしまうことです。有名な参考書や難関大学向けの問題集は、レベルが合っていれば効果的です。しかし、基礎が固まっていない状態で使うと、解説を読んでも理解できず、勉強が嫌になってしまうことがあります。

最初に選ぶ教材は、以下の基準で考えましょう。

教材選びの基準 内容
解説を読めば理解できる 自力で復習できる
基礎問題が多い いきなり応用に入らない
量が多すぎない 最後までやり切れる
学校教材とつながる 授業内容の復習にもなる

受験勉強の初期は、「難しい問題を解くこと」よりも「基礎を確実に理解すること」が大切です。

まずは、学校教材・教科書レベル・基礎問題集から始めましょう。

受験勉強で最初にやるべき5つのこと

受験勉強を始めるときは、次の5つの手順で進めるのがおすすめです。

STEP 1

志望校を仮でも決める

STEP 2

必要科目と配点を調べる

STEP 3

模試や過去問で現在地を知る

STEP 4

基礎が抜けている科目を洗い出す

STEP 5

1週間単位で学習計画を立てる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 志望校を仮でも決める

まずは、志望校を仮でもよいので決めましょう。

志望校が決まっていないと、必要な科目や勉強量が見えにくくなります。その結果、「とりあえず英語をやる」「なんとなく数学を進める」といった勉強になりやすいです。ただし、最初から1校に絞る必要はありません。

たとえば、以下のように仮で考えてみましょう。

大学候補を出す

学部を調べる

文理を仮決めする

条件を確認する

この段階では、「絶対にこの大学に行く」と決めなくても大丈夫です。

大切なのは、受験勉強の方向性を作ることです。志望校を仮決めするだけでも、必要科目や優先順位が見えやすくなります。

2. 必要科目と配点を調べる

志望校を仮決めしたら、必要科目と配点を調べましょう。

同じ大学でも、学部や入試方式によって必要科目は異なります。英語の配点が高い大学もあれば、数学や理科の比率が大きい大学もあります。たとえば、英語の配点が高い大学を受けるなら、早い段階から英単語・英文法・長文読解に力を入れる必要があります。数学の配点が高いなら、基礎問題から標準問題まで積み上げる時間を確保しなければなりません。

配点を調べることで、どの科目を優先すべきかが分かります。

状況 優先したい科目
私立文系 英語・国語・社会
私立理系 英語・数学・理科
国公立文系 英語・数学・国語・社会
国公立理系 数学・英語・理科
志望校未定 英語・数学を優先

すべての科目を同じ量で進める必要はありません。

まずは、志望校の入試で重要な科目から優先的に取り組みましょう。

3. 模試や過去問で現在地を知る

次に、模試や過去問を使って現在地を確認しましょう。

模試を受けたことがある人は、科目ごとの偏差値や設問別の正答率を見直します。点数だけを見るのではなく、「どの分野で失点しているのか」を確認することが大切です。模試を受けたことがない人は、学校のテストや基礎問題集を使っても構いません。共通テストの過去問や志望校の過去問を軽く見て、問題のレベルを知るのも有効です。ただし、受験勉強を始めたばかりの段階で、過去問を完璧に解ける必要はありません。

過去問は、次のような目的で使いましょう。

問題レベルを知る

出題形式を確認する

足りない力を知る

計画の材料にする

過去問は「点数を取るため」だけでなく、「現在地を知るため」にも使えます。

4. 基礎が抜けている科目を洗い出す

現在地を確認したら、基礎が抜けている科目を洗い出しましょう。

受験勉強では、全科目を同じように進めるよりも、まず大きく足を引っ張っている科目を見つけることが大切です。特に、英語・数学・古文は基礎が抜けていると、その後の学習が進みにくくなります。

科目 確認する基礎
英語 英単語、英文法、英文解釈
数学 教科書例題、公式、典型問題
現代文 根拠をもとに読む力
古文 古文単語、助動詞、敬語
社会 用語、時代の流れ、因果関係
理科 公式、用語、基本問題

「何からやればいいか分からない」と感じるときは、たいてい基礎の抜けが整理できていません。

まずは、自分がどこでつまずいているのかを見つけましょう。

5. 1週間単位で学習計画を立てる

最後に、1週間単位で学習計画を立てましょう。

受験勉強を始めるときに、1日単位で細かく計画を立てすぎる人がいます。しかし、学校行事や部活、体調不良などで予定が崩れることはよくあります。そのため、最初は1週間単位で計画を立てるのがおすすめです。

たとえば、以下のように決めます。

期間 やること
月〜金 英単語、数学の基礎問題、学校の復習
土曜日 1週間の復習、苦手分野の確認
日曜日 予備日、翌週の計画作成

計画を立てるときは、「毎日何時間やるか」だけでなく、「何を終わらせるか」も決めましょう。

たとえば、以下のような目標です。

英単語を100語確認する 数学の例題を20問解く 古文助動詞を3つ復習する 模試の間違えた問題を解き直す

勉強時間だけでなく、成果ベースで目標を決めると、学習の進み具合が分かりやすくなります。

【学年別】受験勉強は何から始める?

受験勉強の始め方は、学年によって変わります。

ここでは、中学生・高1・高2・高3に分けて、最初にやるべきことを解説します。

中学生はまず学校内容の復習から始める

高校受験を控える中学生は、まず学校内容の復習から始めましょう。

特に英語と数学は、前の単元が分からないまま進むと、その後の内容も理解しにくくなります。たとえば、英語ならbe動詞・一般動詞・時制・助動詞・比較・関係代名詞など、数学なら方程式・関数・図形・確率などが重要です。

中学生が最初にやるべきことは、以下の通りです。

学校のワークを解き直す

定期テストを復習する

基礎を固める

苦手単元を戻る

高校受験では、学校内容の理解がそのまま受験勉強につながります。

まずは、定期テスト範囲を確実に理解することから始めましょう。

高1は定期テスト対策を受験勉強につなげる

高1は、定期テスト対策を受験勉強につなげることが大切です。

「高1だからまだ受験勉強は早い」と思う人もいるかもしれません。しかし、高1で学ぶ英語や数学の内容は、その後の受験勉強の土台になります。特に、英語の文法や数学の基本単元を高1のうちに理解しておくと、高2・高3になってからの勉強が進めやすくなります。

高1で意識したいことは、以下の通りです。

授業内容を復習する

定期テストで点を取る

英単語を覚える

数学の例題を解く

高1の受験勉強は、特別な参考書を大量に進めることではありません。

まずは、学校の授業内容を確実に理解することが重要です。

高2は英語・数学の基礎固めを優先する

高2から受験勉強を始める場合は、英語と数学の基礎固めを優先しましょう。

英語と数学は積み上げ型の科目です。短期間で一気に伸ばすのが難しいため、早めに基礎を固めておく必要があります。

高2でやるべきことは、以下の通りです。

英単語を毎日覚える 英文法の基礎を復習する 数学の典型問題を解けるようにする 模試を受けて現在地を確認する 志望校や学部を少しずつ調べる

高2の段階で志望校が決まっていなくても、英語と数学を固めておくことは無駄になりにくいです。文系・理系のどちらに進む場合でも、英語は多くの入試で必要になります。また、数学も国公立志望や理系志望では重要度が高い科目です。

高2は、受験本番に向けて土台を作る時期だと考えましょう。

高3は夏までに基礎を完成させる

高3から受験勉強を本格的に始める場合は、夏までに基礎を完成させることを目標にしましょう。

高3の理想的な流れは、以下の通りです。

時期 やること
春〜夏 基礎固め、苦手単元の復習
夏〜秋 標準問題演習、共通テスト対策
秋〜冬 過去問演習、志望校対策
直前期 弱点補強、総仕上げ

ただし、基礎が不安なまま焦って応用問題や過去問に進むのは危険です。

高3になると時間が限られているため、「早く過去問を解かないと」と焦る人もいます。しかし、基礎が抜けている状態で過去問を解いても、復習に時間がかかりすぎてしまいます。

まずは、英単語・英文法・数学の典型問題・古文の基本知識など、得点の土台になる部分を固めましょう。

【科目別】受験勉強は何から始める?

ここからは、科目別に受験勉強の始め方を解説します。

英語・数学・国語・社会・理科では、それぞれ最初に取り組むべき内容が異なります。

英語は英単語と英文法から始める

英語は、英単語と英文法から始めましょう。

長文読解を解けるようになりたいと思っても、単語や文法が分からなければ文章の意味を正確に読み取ることはできません。

英語の最初のステップは、以下の通りです。

01

基本単語を覚える

02

英文法を確認する

03

短い英文を正確に読む

04

長文読解に入る

特に、以下の文法事項が曖昧な場合は、早めに復習しましょう。

文型 時制 助動詞 不定詞 動名詞 分詞 比較 関係代名詞 仮定法

英語は、単語・文法・読解がつながっている科目です。

まずは、長文の前に単語と文法を固めることが大切です。

数学は教科書レベルの例題から始める

数学は、教科書レベルの例題から始めましょう。

数学が苦手な人ほど、いきなり入試問題や応用問題に取り組むのではなく、基本的な解き方を身につける必要があります。

最初にやるべきことは、以下の通りです。

教科書の例題を解く

基礎問題集を1冊決める

解けなかった問題に印をつける

解説を読んで理解する

同じ問題を解き直す

数学では、解法を丸暗記するだけではなく、「なぜその公式を使うのか」「どの条件に注目するのか」を理解することが大切です。

たとえば、二次関数が苦手な場合は、平方完成・グラフ・最大最小など、どこでつまずいているのかを細かく確認しましょう。

数学は、分からなくなった単元まで戻ることが重要です。

国語は現代文と古文で始め方を分ける

国語は、現代文と古文で始め方を分けましょう。

同じ国語でも、必要な力が異なるからです。

現代文は、感覚で読むのではなく、本文の根拠をもとに選択肢を判断する練習が必要です。一方、古文は、古文単語・助動詞・敬語などの知識がなければ、文章の内容を正確に理解できません。

項目 現代文 古文
最初に固めること 本文の根拠をもとに読む力 古文単語・助動詞・敬語の知識
読み方のポイント 感覚で選ばず、本文中の根拠を確認する 単語や文法をもとに、主語や敬意の方向を補う
最初の練習方法 短めの評論文で、根拠に線を引きながら読む 短い文章で、単語・助動詞・敬語を確認しながら読む
確認すること
  • 本文の根拠に線を引けているか
  • 選択肢のどこが正しいか説明できるか
  • 間違いの選択肢の理由を言えるか
  • 接続語や指示語に注目できているか
  • 古文単語を覚えているか
  • 助動詞の意味・接続・活用を整理できているか
  • 敬語の種類を判断できるか
  • 省略された主語を補えているか
注意点 「なんとなくこれっぽい」で選ばない いきなり長い文章から始めない

国語は「なんとなく読む」から抜け出すことが大切です。

現代文と古文で、始め方を分けて進めましょう。

社会は流れを理解してから暗記する

社会は、流れを理解してから暗記しましょう。

用語だけを丸暗記しようとすると、覚える量が多くなりすぎて、すぐに忘れてしまいます。特に日本史や世界史は、時代の流れや出来事同士のつながりを理解することが重要です。

社会の始め方は、以下の通りです。

01

全体の流れをつかむ

02

出来事や人物を整理する

03

用語を覚える

04

問題で確認する

05

間違えた用語を復習する

たとえば、日本史なら「なぜその政治改革が行われたのか」「その出来事の結果、社会がどう変わったのか」を意識すると、単なる暗記になりにくいです。

社会は、暗記科目ではありますが、流れを理解してから覚えることで定着しやすくなります。

理科は公式や用語の意味を理解する

理科は、公式や用語の意味を理解することから始めましょう。

物理や化学では、公式を覚えるだけでなく、どの場面で使うのかを理解する必要があります。生物や地学では、用語同士の関係や図表の理解が重要です。

理科の始め方は、科目によって少し異なります。

科目 最初にやること
物理 公式の意味、基本問題
化学 用語、計算問題、反応式
生物 用語、図表、仕組みの理解
地学 用語、現象の流れ、図表

理科は、暗記だけでも理解だけでも得点につながりにくい科目です。

まずは基本事項を理解し、そのうえで問題演習を通して使える知識にしていきましょう。

基礎がない人はどこまで戻ればいい?

「基礎がない場合、どこまで戻ればいいのか分からない」と悩む人も多いでしょう。

結論から言うと、分からなくなった単元まで戻ることが大切です。中学内容や高1内容に戻ることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、基礎が抜けたまま応用問題に進む方が遠回りになります。

英語は中学英文法まで戻るのもあり

英語が苦手な人は、中学英文法まで戻るのもありです。

高校英語が分からない原因は、中学英文法の理解不足にあることも少なくありません。

特に、以下が曖昧な場合は復習しましょう。

be動詞と一般動詞 時制 助動詞 不定詞 動名詞 比較 受動態 現在完了 関係代名詞

中学英文法を復習すると、高校英文法や長文読解の理解もしやすくなります。

「高校生なのに中学内容に戻っていいのか」と不安になる必要はありません。

分からないところまで戻ることが、結果的に一番早い勉強法です。

数学は分からなくなった単元まで戻る

数学は、分からなくなった単元まで戻りましょう。

数学は積み上げ型の科目です。前の単元が理解できていないと、次の単元も分かりにくくなります。たとえば、二次関数が分からない場合、平方完成や一次関数の理解が曖昧な可能性があります。確率が苦手な場合は、場合の数の考え方に戻る必要があるかもしれません。

数学で戻るときは、以下のように考えましょう。

苦手な内容 戻るべき内容
二次関数 一次関数、平方完成
確率 場合の数
三角関数 図形、比、関数
微分積分 二次関数、式の計算
ベクトル 図形、座標

数学は、「なんとなく分からない」で終わらせず、どの単元から分からなくなったのかを確認することが重要です。

古文は単語・助動詞・敬語から始める

古文が苦手な人は、古文単語・助動詞・敬語から始めましょう。

古文は、現代文のように感覚だけで読むのが難しい科目です。単語の意味や文法が分からないと、文章全体の内容を誤って理解してしまいます。

最初に固めたい内容は、以下の通りです。

古文単語 助動詞の意味 助動詞の接続 助動詞の活用 敬語の種類 主語の補い方

特に助動詞は、古文読解の土台になります。

意味・接続・活用を整理することで、文章の構造が見えやすくなります。

古文は、いきなり長い文章を読むのではなく、知識を固めてから短い文章で読解練習をするのがおすすめです。

受験勉強を始めるときのNG行動

受験勉強を始めるときには、避けたい行動もあります。

特に、次の4つには注意しましょう。

NG 1

いきなり過去問ばかり解く

NG 2

難しすぎる参考書を選ぶ

NG 3

計画を細かく立てすぎる

NG 4

勉強時間だけを目標にする

いきなり過去問ばかり解く

受験勉強を始めたばかりの段階で、いきなり過去問ばかり解くのはおすすめできません。

過去問は重要ですが、基礎が固まっていない状態で解いても、分からない問題が多すぎて復習に時間がかかってしまいます。

ただし、過去問を早い段階で見ること自体は有効です。

過去問は、以下のように使い分けましょう。

時期 過去問の使い方
受験勉強初期 傾向把握・現在地確認
基礎固め後 時間を測って演習
直前期 本番形式で総仕上げ

最初から点数を取る必要はありません。

まずは、志望校の問題の特徴や難易度を知るために使いましょう。

難しすぎる参考書を選ぶ

難しすぎる参考書を選ぶことも、受験勉強初期のNG行動です。

有名な参考書や合格体験記で紹介されている教材でも、今の自分のレベルに合っていなければ効果は出にくいです。

参考書を選ぶときは、以下を基準にしましょう。

解説を読めば理解できる

自力で復習できる教材を選びましょう。

例題がついている

考え方を確認しながら進められます。

基礎から順番に進められる

いきなり応用に入らない教材が安心です。

1冊を最後までやり切れる量である

量が多すぎない教材を選びましょう。

今の自分のレベルに合っている

背伸びしすぎないことが大切です。

参考書は、難しければよいわけではありません。

まずは「理解できる教材」を選び、1冊をしっかりやり切ることが大切です。

計画を細かく立てすぎる

受験勉強を始めるときに、計画を細かく立てすぎるのも注意が必要です。

毎日何時から何時まで何をやるかを細かく決めすぎると、少し予定が崩れただけで計画全体が破綻してしまいます。特に、学校行事・部活・体調不良・急な予定などで、思い通りに進まない日は必ずあります。そのため、計画は細かくしすぎず、1週間単位で立てるのがおすすめです。

たとえば、「月曜日は英単語を100語、数学を10問」と細かく決めるよりも、「今週中に英単語300語を確認し、数学の例題を50問解く」と決めた方が調整しやすくなります。

計画は、守るためだけでなく、修正しながら続けるために作るものです。

勉強時間だけを目標にする

「1日8時間勉強する」「休日は10時間勉強する」といったように、勉強時間だけを目標にするのも注意が必要です。

もちろん、受験勉強では一定の勉強時間が必要です。しかし、時間だけを目標にすると、机に向かっているだけで満足してしまうことがあります。大切なのは、時間と内容の両方を意識することです。

たとえば、以下のような目標を立てましょう。

英単語を100語確認する 数学の基礎問題を20問解く 古文助動詞を3つ覚える 模試の間違い直しを1科目分行う 英語長文を1題解いて復習する

勉強時間は目安として使い、実際には「何ができるようになったか」を確認することが重要です。

受験勉強を続けるためのスケジュールの立て方

受験勉強は、始めることだけでなく、続けることも大切です。

ここでは、計画倒れを防ぎながら勉強を続けるためのスケジュールの立て方を解説します。

入試日から逆算する

まずは、入試日から逆算してスケジュールを立てましょう。

受験勉強では、今やりたい勉強をなんとなく進めるのではなく、本番までに必要な力を身につける必要があります。

高3の場合は、以下のような流れを意識しましょう。

時期 学習内容
春〜夏 基礎固め、苦手単元の復習
夏〜秋 標準問題演習、共通テスト対策
秋〜冬 志望校別の過去問演習
直前期 弱点補強、時間配分の確認

高1・高2の場合は、まず英語・数学などの基礎を固め、模試や定期テストを使って現在地を確認することが大切です。

入試日から逆算すると、「今やるべきこと」が見えやすくなります。

1週間単位で調整する

スケジュールは、1週間単位で調整しましょう。

毎日完璧に計画通り進めようとすると、少し遅れただけでやる気を失いやすくなります。しかし、1週間単位で考えれば、平日にできなかった分を週末に回すこともできます。

週末には、以下を確認しましょう。

今週できたこと

できなかったこと

時間がかかった科目

次に優先すべき勉強

このように振り返ることで、計画を現実に合わせて修正できます。

受験勉強では、最初に立てた計画を完璧に守ることよりも、状況に合わせて調整し続けることが大切です。

予備日を作る

計画には、必ず予備日を作りましょう。

予備日とは、予定通りに進まなかった勉強を取り戻すための日です。たとえば、日曜日を予備日にしておけば、平日に終わらなかった数学の問題や英単語の復習を回すことができます。予備日がない計画は、一度遅れると取り戻すのが難しくなります。受験勉強では、予定通りに進まないことを前提に計画を立てることが大切です。

無理のない計画にすることで、勉強を継続しやすくなります。

よくある質問

受験勉強はいつから始めるべきですか?

受験勉強は、早く始めるほど有利です。

ただし、始める時期よりも、正しい順番で継続することが大切です。高1・高2なら、まず英語や数学の基礎固めを進めましょう。高3なら、志望校の入試科目や配点を確認し、優先順位を決めて取り組む必要があります。

「いつから始めるか」で迷っているなら、今日から学校内容の復習や英単語の確認を始めるのがおすすめです。

高3から受験勉強を始めても間に合いますか?

高3から受験勉強を始めても、志望校との距離や現在の学力によっては間に合う可能性があります。

ただし、全科目をなんとなく進めている時間はありません。高3から始める場合は、必要科目・配点・苦手科目を確認し、優先順位を明確にすることが重要です。

特に、英語・数学など積み上げ型の科目に苦手がある場合は、早めに基礎の抜けを埋めましょう。

偏差値40台の場合は何から始めればいいですか?

偏差値40台の場合は、まず英語・数学などの積み上げ型科目の基礎確認から始めましょう。

英語なら中学英文法や基本単語、数学なら教科書レベルの例題まで戻るのも有効です。

無理に難しい問題集を進めるよりも、分からない単元まで戻って基礎を固める方が、結果的に成績アップにつながりやすくなります。

塾なしでも受験勉強はできますか?

塾なしでも受験勉強を進めることはできます。

英単語の暗記、学校教材の復習、基礎問題集の演習などは、独学でも取り組みやすい内容です。

ただし、勉強計画を立てられない、何から始めればいいか分からない、苦手単元が分からない、志望校対策の進め方が分からない、記述問題や答案添削が必要といった場合は、塾や学習サービスを活用するのも有効です。

独学でできることと、誰かに相談した方がよいことを分けて考えることが大切です。

過去問はいつから解くべきですか?

本格的な過去問演習は、基礎がある程度固まってから始めるのがおすすめです。

ただし、志望校の出題傾向や問題レベルを知るために、早い段階で一度目を通すことは有効です。受験勉強初期は、過去問を「点数を取るため」ではなく、「現在地を知るため」に使いましょう。秋以降は、時間を測って本番形式で解き、復習まで丁寧に行うことが大切です。

英語・数学・国語のうち何から始めるべきですか?

迷ったら、まず英語と数学を優先しましょう。

英語と数学は積み上げ型の科目で、短期間で一気に伸ばすのが難しいからです。特に、英単語・英文法・数学の典型問題は、早めに固めておくと受験勉強全体が進めやすくなります。

ただし、私立文系で数学を使わない場合や、国語の配点が高い大学を受ける場合などは、志望校の入試科目や配点に合わせて優先順位を調整しましょう。

受験勉強を何から始めるか迷ったら河野塾で相談しよう

受験勉強は、「何から始めるか」だけでなく、「自分に合った順番で進めること」が大切です。

志望校・入試方式・必要科目・配点・現在の学力によって、最初にやるべき勉強は変わります。しかし、自分だけで現在地を把握し、志望校との差を分析し、科目ごとの優先順位を決めるのは簡単ではありません。

河野塾では、受験勉強の基礎固めから志望校対策まで、効率よく学習を進めるための環境を整えています。

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