勉強法

【共通テスト対策】古文で満点を取るコツは?読み解くポイントを講師が実演解説

「古文はずっと苦手な科目…」
「単語や文法は覚えたはずなのに読めない」

共通テストで、古文が苦手な受験生は多いのではないでしょうか。

共通テストの古文でしっかりと点数を取るには、 問題の「解き方」を覚えるよりも、古文の「読み方」を習得することが重要です。現代文と同じように、文章読解に力を入れることで、苦手意識は克服できます。

共通テストの国語は、特に点数を安定させることが難しい科目です。成功の鍵は、古文・漢文にあるといっても過言ではありません。基礎となる読解力を身に付けて、しっかりと点数を取れるようにしましょう。

この記事では、河野塾の古文講師・田中邦治が、共通テストの問題を実際に解きながら、古文で満点を取るポイントなどを解説します。

河野塾 田中邦治(たなか くにはる )プロフィール

  • 国語講師(現代文・古文)
  • 早稲田大学スポーツ科学部、講師歴15年

都内学習塾にて現代文・古文の難関大レベルのクラスをどちらも長年担当する異色の経歴。担当した現代文・古文クラスにてあまりの生徒の学力の伸びに「田中神」として崇められ、田中に教えて欲しい人は後を絶たず。現代文も古文も、テクニックにとらわれないやり方で、生徒本人が「自分で思考できる」ようになるための独自の指導法を確立する。

この記事でわかること
  • 共通テスト古文で満点を取るための学習戦略
  • 解き方テクニックに頼らない、本質的な古文の「読み方」
  • 共通テストの問題(2024年度)を使って、古文の読解プロセス実演

共通テスト古文で満点を取るコツ

古文で満点を取るコツ

共通テストの古文で満点を取るために必要な3つのコツを紹介します。共通テストに向けて準備をしていきましょう。

  1. 問題の解き方より、古文の読み方を重点的に学ぶ
  2. 本文から状況や登場人物をイメージする
  3. 共通テスト古文の時間配分を決めておく

1.問題の解き方より、古文の読み方を重点的に学ぶ

古文でしっかりと得点を取るには、問題の解き方を覚えるのではなく、本文の読み方を重点的に学ぶようにしましょう。

「どうして?」と疑問に思う人がいるかもしれませんが、理由はシンプルです。出題された古文が読めなければ、初見の問題を解けないからです。

実際に、問題の解き方ばかりに集中して勉強してきた受験生は、古文の「読み方」がおろそかになり、その結果、点数が取れないことがよくあります。

古文をはじめとする文章読解の問題は 「書いた人が何を伝えようとしているのか」を理解することが重要になります

古文は、現代人には読みづらく難しいものです。完璧に全てを現代語訳しなくても大丈夫です。文章中に描かれている状況をイメージしながら読んでみましょう

また、古文の読み方を学ぶ際は、基礎知識の習得も必要です。古文特有の文法や、単語の理解も押さえたうえで、読む練習をしていきましょう。

古文を読むポイント
  • 本文で描かれている状況を把握する
  • 状況をイメージしつつ、主語や目的語の前後から内容を考える
  • 古文の内容から時代背景や、登場人物の心情をイメージする

2.本文から物語の状況や登場人物の関係性をイメージする

古文を読む上で最も大切なのは、 本文から具体的な状況や、登場人物の関係性をイメージすることです。

文字面だけを追って、一つずつ現代語訳に変換するのは効率的ではありません。

「今、どこで、誰が、何をしているのか」「どんな雰囲気なのか」「登場人物の気持ちは」など、物語の状況を常にイメージしながら読み進めましょう。

物語をイメージしていくポイント
  • 本文の全訳は不要
    細かい部分が分からなくても、全体の状況が掴めていればOK。「分からない部分は分からないまま」にして、分かる情報から推測する力も重要です。
  • 題名やリード文、注釈の情報を活用
    題名や問題文の冒頭にあるあらすじは、物語の状況や登場人物をイメージする重要なヒントになります。また、注釈も必ず読むようにしましょう。
  • 登場人物の関係性
    本文中の誰が、どの人に対して敬語を使っているかなどに注目すると、登場人物間の身分や関係性がイメージできるようになります。
  • 情景描写
    雪、月、季節などの描写から、場面の雰囲気や登場人物の心情を読み取ることができます。
  • 指示語の明確化
    本文内の「これ」「それ」「かやうの」などが、具体的に何を指しているのかをイメージしましょう。

設問の文章は、執筆した作者が読者に何かを伝えたい、分かってほしいと思って書いた文章です。

難しく考えずに、書かれている文字を手がかりにして、描かれている状況や登場人物の関係性などを強くイメージすることが、古文の読解力向上の鍵になります。

3.共通テスト古文の時間配分を決めておく

2025年度(令和7年度)の共通テストから、国語の試験内容が変更になりました。試験時間は80分から90分に変わり、大問は5つに増えました

【2025年度 共通テスト国語 大問構成(予定)】

大問(主な題材) 配点(予定)
大問1 現代文(論理的な文章) 45点
大問2 現代文(文学的な文章) 45点
大問3 現代文(実用的な文章)※新設 20点
大問4 古文 45点
大問5 漢文 45点

新たに「実用的な文章」の問題が加わり、試験時間は10分増えますが、各大問にかけられる時間はよりシビアになります。特に、現代文はじっくり時間をかけて解きたいと考える受験生も多いでしょう。

そこで重要になるのが、 古文・漢文でいかに解答時間を短縮するかです。

古文や漢文は、正しい読み方を習得し、練習を積めば、現代文よりも比較的短い時間で安定して高得点を狙える可能性があります。

解説動画でも指摘しているように、古文・漢文の解答をスムーズに行うことで時間を作り、その時間を現代文(論理的な文章、文学的な文章、実用的な文章)に充てることで、国語全体の得点アップにつながります。

そのためにも、古文の読解力を高め、スピーディーかつ正確に問題を解けるようにしておくことが、共通テストの攻略になるでしょう

古文講師が実演解説!共通テスト古文を読解する思考プロセス

解説部分から再生します

この章では、実際に出題された共通テストを例に河野塾の古文講師・田中邦治が実演解説します。

2024年度、共通テスト古文 第3問『車中の雪』の解説動画と合わせて、満点を取るための思考プロセスを具体的に紹介します。

1.題名と問題文から情報を得る

該当部分から再生します

まず本文を読む前に、与えられている設問などの情報から最大限、物語の状況や登場人物をイメージします。

見るポイント イメージできること
題名 『車中雪』
  • 題名から、雪がテーマになる可能性が高い
  • 雪景色や、雪に関する出来事が描かれるのではないかと予測
リード文 「主人公が従者とともに桂にある別邸に向かう」
  • 登場人物:主人公、従者
  • 関係性:主人公は従者を連れている=身分が高い人物
        主人公に対して敬語が使われる可能性が高い
  • 状況:桂の別邸へ移動中

「別邸」を持っていることから、主人公は裕福で身分の高い人物だとに推測できる

これらの情報から、「身分の高い主人公が、従者を連れて、雪が降る中(あるいは降りそうな中)、桂の別邸へ向かっている」という大まかな場面設定を頭の中にイメージすることができます。

2.本文の冒頭を読んで状況をイメージする

該当部分から再生します

本文を読み進めながら、具体的な状況を把握していきます。動画で解説している内容の一部を紹介しましょう。

「桂の院つくりそへ給ふものから、あからさまにも渡り給はざりしを」

【意訳】「主人公が桂の院を作ったけど、少しの間も(主人公は)桂に行かなかった」

読解のポイント
誰が、どこに、なぜ行かなかったのか?を読み解いていきます。
この時点では、理由はまだ分かりませんが「作ったのに行っていない」という事実も把握することが重要です。

また、全訳せずに一部分から内容を推測していくこともやってみましょう。

例えば、「つくりそへ」が分からなくても「つくった」ことは分かります。また、「給ふ」という敬語が出てきているので、主語は身分の高い主人公だということが推測できるでしょう。

友待つ雪にもよほされてなむ、ゆくりなく思し立たすめる。

【意訳】(主人公が)雪に誘われて、急に(桂に行くことを)思い立った。

読解のポイント
誰が、何を、思い立ったのか?を読み解いていきましょう。
「思し立たす」で、尊敬の助動詞が使われていることから、文脈の流れから「主人公が桂の院へ行くことを思い立った」ということが分かります。

つまり、「雪がきっかけで、久しく行っていなかった桂の院へ行く気になった」とイメージすることができます。

かうやうの御歩きには、源少将、藤式部をはじめて、今の世の有職と聞こゆる若人のかぎり、必ずしも召しまつはしたりしを

【意訳】このような(桂に行くような)お出かけには、いつもは源少将や、藤式部をはじめ、若い人を必ず連れて行っていた

読解のポイント
「かうやうの御歩き」の指示語を、意味通りに訳して終わらせずに、何を示しているか具体的にイメージすることが大切です。

これまでの話の流れから、「主人公が雪を見て、思い立って行くようなお出かけ」とイメージすることができます。

3.雪の情景や人物の心理描写から変化に注目する

該当部分から再生します

移動中の雪の様子と、その状況に対する登場人物たちの反応や、変化も読み解いていきましょう。

動画で解説している一部を紹介します。

本文中に和歌が登場し、かつ注釈が付いていれば、特に注目すべき箇所です。物語の状況や、登場人物の心情が表現されていることがあります。

和歌「冬ながら 空より花の 散りくるは 雲のあなたは 春にやあるらむ」

【意訳】冬なのに空から花(雪)が降ってくる。雲の向こうは春なのだろうか

読解のポイント
和歌の世界観と合わせて、本文の物語との重なりをイメージしましょう。
本文中に「空より花の」とありますが、物語の流れから想像すると花は何かの例えだと解釈できます。

題名が『車中雪』であることから、花の部分を「空より雪の」と読み替え主人公は雪が降ってきたことを趣深く感じている、と解釈できます。

「さるはいみじき出で消えにこそ」と、人々は死に返り妬がるを

【意訳】それにしても、(雪が)止んでしまうのかと人々(従者たち)は残念がっている

読解のポイント
状況からイメージできることを考えていきます。
本文を詳細に訳さずに、今起こっている状況から推測して意味を理解していくことが大切です。

「消えにこそ」とありますが、物語の流れから「何が消えそうか」を考えてみましょう。また、「人びとは死に妬がるを」の意味も、「どういう状況だから」人々は残念なのかをイメージしてみましょう。

「げにあへなく口惜し」と思せど、「さて引き返さむも人目悪かめり。〜〜〜

【意訳】「(主人公は、雪が止んだのが)どうしようもなく残念だ」と思っている。(雪が止んだからといって家に)引き返すとしたら体裁が悪い。

読解のポイント
本文中に助動詞の「む」が出てきたら、最初に「仮定」の意味が当てはまるかを見てみましょう。

仮定の場合は、「むに」「むは」「むも」の可能性が高いため、本文を見てすぐに意味を判断することができます。

今回のケースは「引き返さむも」と書かれているため、仮定の意味だとすぐに分かります。

4.源少将の手紙から登場人物との関係性に注目

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主人公たちが美しい雪景色に感動しているところに、新しい登場人物が現れ、物語の展開が変わります。

物語の全体を理解する上でも重要なシーンになるので、見逃さないようにしましょう。

動画で解説している、童(わらわ)の登場シーンの一部を紹介します。

かたちをかしげなる 童の水干着たるが、手を吹く吹く御あと尋め来て

【意訳】見た目が美しい少年が、(家から)主人公の跡を追いかけて尋ねて来た

読解のポイント
「御あと尋め来て」から、童はどこから来たのかを想像してみましょう

主人公の跡をつけて来たことが、本文から読み解けるので、童は主人公が出発した家から追いかけてきたことが分かります。

また、これまでの雪が降っていた状況も合わせて読むと、「手を吹く吹く」というのは雪が降っている寒い中で、ここまで来たことが想像できます。

「これ御車に」とて差し出でたるは、源少将よりの御消息なりけり。

【意訳】「これを御車に」と(童が)差し出したのは、源少将からの手紙でした。

読解のポイント
源少将から届いた手紙という状況から、イメージできることを探してみましょう。

本文の冒頭では、主人公が外出のときはいつも源少将も連れて行くはずが、今回は連れて行かなかったと書かれていました。

この内容から、源少将は家にいる状況で、家から主人公に対して手紙を送り届けたことが分かります。

新しい登場人物の状況も合わせてイメージして、読み進めていきましょう。

5.目的地に到着。桂の預かりと主人公の関係性の対比を読み解く

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主人公一行は、目的地だった桂の院に到着しました。そこで起きた状況や、登場人物の様子に注目しましょう。

特に主人公と、「桂の預かり」(桂の院の管理人)たちの関係性や、行動の違いまで読み解くと、この物語の面白さを理解することができます。

桂の預かりが登場するシーンから、一部を紹介します。

桂の預かりも出で来て、「かう渡らせ給ふとも知らざりつれば、とくも迎へ奉らざしこと」など言ひつつ、

【意訳】桂の院の管理人が出てきて、「(主人公が)桂に来ることを知らなかったので、早くお迎え申し上げられなかった」などを言いながら

頭ももたげで、よろづに追従するあまりに、牛の額の雪かきはらふとては、
軛に触れて烏帽子を落とし 御車やるべき道清むとては、
あたら雪をも踏みしだきつつ、足手の色を海老になして、桂風を引き歩く。

【意訳】(桂の院の管理人が)頭も上げずに、急いでお仕えするあまりに、牛の額にぶつかって烏帽子を落としたり、新しい美しい雪を踏み荒らしながら、手足の様子は寒さで海老のように赤くになって、寒そうに歩いている。

読解のポイント
長文が続いて読解が難しい時は、テーマの「雪」に改めて注目してみましょう。

長文の中で雪に関係した内容を一つずつ拾い、状況を理解していきましょう。大まかな理解で十分です。

このシーンの状況描写は、管理人たちが突然のご主人様の来訪で慌てている場面です。しかも、鳥帽子を落としたり、美しい雪を踏み荒らすといった内容から、管理人たちのコミカルな動きが表現されていることが伝わってきます。

共通テスト古文読解のコツまとめ

このように、一文一文の完璧な訳にこだわらず 「何が起きているか」「誰がどう感じているか」「状況はどう変化したか」 という大きな流れと、場面のイメージを掴むことが古文読解の重要なコツです。

こうした読み方ができれば、設問で何を問われているのか、どの選択肢が本文の内容と合致するのかが、より明確に見えてくるはずです。

河野塾の徹底基礎講座では、こうした古文の読解力を上げることができる授業を行っています。徹底的に基礎から学ぶことができるので、古文が苦手な人におすすめです。

古文講師の田中邦治が伝授する、古文・文法・読解の全てが詰め込まれた最強の講座を、ぜひ体験してみてください。

共通テスト古文の試験についてよくある質問

古文が苦手な受験生からよく寄せられる質問と、その回答をまとめました。

Q1.共通テストの古文の難易度は?

「中の上」程度です。本文自体は難しい題材が選ばれている年もあり、油断はできません。


Q2.出題される古文の問題の傾向は?

最近は擬古文の出題が多い傾向です。

擬古文とは、古文を真似た文体で書かれた文章のことで、おもに明治時代以降の創作物と言われています。種類が多く、過去の出題問題とも被らないことから多く使われています。

古文といえば『源氏物語』や『枕草子』が思い浮かびますが、とても有名なため「知っているかどうか」で差が出てしまい、正確な学力を測りにくくなることから入試ではあまり使われません。


Q3.古文の単語を覚えるコツは?

単語の意味と合わせて、どういう状況で使われるのかを覚えるといいでしょう。

例えば、「をかし」という単語を覚える際は「おもむきを感じている状況」も覚えるようにしましょう。以下のようにイメージを広げていくのがポイントです。

①おもむきを感じている状況は?:歌を詠むとき
②歌を詠む状況は?:「恋愛」か「自然現象を感じている」


このように「をかし」の単語から、意味と合わせて状況を把握することが大切です。状況が分かることで、古文の読解がよりスムーズになります。


Q4.古文の文法が苦手です。どうすればいいですか?

理解ができていないところを、一つ一つ覚えるようにしましょう。

古文の多くの文法書は、さまざまな問題を総合的に覚えるように書かれていることがありますが、いっぺんに覚えるのは困難です。

河野塾の徹底基礎講座では、基礎から一つずつ切り分けて学習するように設計しています。これまでに多くの受講生が、古文の苦手を克服してきたのを見てきました。

例えば、「る・らる」の助動詞が出てきた場合は、以下のように内容を分割して学習を進めています。

①最初に意味を覚える
②意味の見分け方を覚える
③活用を覚える
④接続を覚える

このように、学習するステップを分けていくことで理解が進みます。焦らずに一つずつ取り組むようにしましょう。


Q5.和歌が苦手です。共通テストで対策することはありますか?

和歌の為に対策する必要はありません。

和歌が苦手な理由として、古文の本文がしっかりと読解できていないことが考えられます。

和歌は本文の内容の要約や状況描写、登場人物の心情が表現されていることがほとんどです。本文の内容を読解することで、和歌の内容も理解できるため、特別な対策をする必要はないでしょう。

和歌が出てくる前後の文脈を、正確に読み取ることが解答の鍵になります。単に和歌だけを訳すのではなく、本文の物語全体の流れの中でその意味を考える練習をしましょう。

共通テストの古文対策は河野塾「徹底基礎講座」がおすすめ

田中先生

共通テスト古文で確実に得点を取りたい、古文の苦手意識を克服したいと考えている受験生には、 河野塾の「徹底基礎講座」 がおすすめです。

河野塾の特徴
  • 難関大学受験指導に特化した実力派講師陣
  • 「なぜそうなるのか」を重視した本質的な理解を目指す授業
  • オンラインでも対面と変わらない質の高い授業を提供
徹底基礎講座「古文」の特徴
  • 「読み方」重視
    この記事で解説したような、状況をイメージし、文脈を捉える本質的な読解力を養成します。
  • 文法の徹底
    読解の土台となる文法事項(特に助動詞、敬語)を、分かりやすく効率的に解説。丸暗記ではなく、理解に基づいた知識の定着を目指します。
  • 単語力の強化
    重要な古文単語を、文脈の中でどのように使われるかを意識しながら学習します。
  • 動画授業
    いつでもどこでも、自分のペースで繰り返し学習可能。田中先生の丁寧な解説で、苦手な分野も着実に克服できます。

オンライン少人数クラス授業「KONO式」
河野塾では、オンラインでの少人数クラス授業「KONO式」も開講しています。双方向のやり取りを通じて、より深い学びを得たい方におすすめです。(※現在は申し込みを終了しています)

合格実績
河野塾は、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学をはじめとする難関大学へ、多くの合格者を輩出しています。

共通テスト古文は、正しいアプローチで学習すれば、必ず得点源にできる科目です。

河野塾の「徹底基礎講座」で本質的な読解力を身につけ、自信を持って試験に臨みましょう!

徹底基礎講座「古文」受講生インタビュー

この章では、古文の徹底基礎講座を受講している受験生の声を紹介します。

▼徹底基礎講座「古文」の受講生

名前Aさん
性別男性
年齢17歳
学年高校3年生(東京都内の高校在学中)
偏差値55(国語)
志望校私立文系:早稲田大学法学部・商学部
受講中の徹底基礎講座 「古文 文法/読解」
「漢文 句形/読解」
他の予備校などの利用英語塾を利用中

Q:河野塾の徹底基礎講座を始めたきっかけは?

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高2の春休みに受験についての情報収集をしていたところ、河野塾の赤門道場の動画を見たのがきっかけでした。
古文は苦手意識があったので、徹底基礎講座を受講してみようと思いました。

Q:高校2年生から受験勉強を始めていたんですね。

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はい。少しずつ始めていました。

苦手な古文は、自分に合う参考書を探すのが難しかったです。本当に自分に合う参考書なのかも分からないですし。あと、参考書を紙で見るのは、自分には頭に入りづらいというのもありました。

そんな中で知った河野塾の徹底基礎講座は、この動画授業を1本見るだけで大丈夫!というキャッチコピーが自分には響いて、受講を決めました。

Q:古文の徹底基礎講座はいつ頃から始めましたか?

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勉強を本格的に始めたのは、進級のタイミングなので高3の春休みからです。

友人は、古文の勉強は早く始めた方がいいと言うので、高2の12月に講座を購入はしていたのですが、めんどくさくて進めていませんでした。

Q:古文が苦手になったエピソードを教えてください。

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古文は中学の頃から、あまり勉強をしていなかったこともあって、テストでは足を引っ張る科目でした。

高校に入ってからは勉強より部活に専念。気がつくと、古文の授業では「長文」の話をしていて、全くわからない状態になっていました。先生が「ここは助動詞だよ」と言っても、知らないことばかりで…。

男性の画像

でも、授業中に何度も聞く「あり」「をり」「はべり」「いまそかり」の音だけは知っていて、それが何かは分からない状態でした。

Q:そうした状態から古文の徹底基礎講座を受講してみて、どうですか?

男性の画像

講座の動画で田中先生が、「あり」「をり」「はべり」という語感だけ知っていて、それが何かわからない人がいると話していたのですが、まさに僕のことがバレたのかと驚きました(笑)。

今までに覚えていた古文の知識の断片が、徹底基礎講座を受けてから一つに接着して理解できるようになった感覚があります!

男性の画像

他にも徹底基礎講座では、助動詞の活用を「型」で教えてくれたのが、とても新鮮でした。確かに型で覚えれば、ひとつずつの助動詞の活用を覚える必要が無くなって、記憶するものが格段に減りました!

学校では文法をサラッとやって、すぐに長文に入ってしまうので理解が追いつきませんでした。

でも、徹底基礎講座で勉強した型を、しっかりと意味から勉強できたので体系的に文法を理解することができたと思います。

Q:古文の問題は、実際に解けるようになってきましたか?

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そうですね!勉強した用言や助動詞は理解できたので、だいぶ解けるようになりましたね。

学校では古文演習が始まったタイミングで、長文の問題1で出てくる文法の問題は落とさないようになりましたよ!

Q:徹底基礎講座を受講しながら、Aさんはどんな勉強をしているか教えてください。

男性の画像

僕は田中先生が解いているのを一度見てから、問題を解くようにしています。

その後に問題のコピーを取って、まとまった時間を作って問題1から20までを解いてみる、といった進め方をしています。

あとは、自分で助動詞一覧表を紙で作ったり、ノートでまとめたりしています。
今では自分で0から全て書き起こせるくらい理解しました。

Q:古文の単語はどうやって覚えていますか?

男性の画像

僕は「GROUP(グループ)30で覚える古文単語600」を使っています。状況や人物など、使われる単語グループでまとまって紹介されていて分かりやすかったです。

学校の友人は「古文単語パレット345」をよく使っているのですが、何気ない友人との会話で「ここまで終わったよ!」と聞くと、気づかずに小さなダメージを受けてしまうので(笑)、あえて違うものを使っていたりします。

Q:古文が苦手な受験生にメッセージをお願いします!

男性の画像

僕のように古文が遅れているような人は、河野塾の徹底基礎講座はおすすめです!

用言の初めから助動詞までを、1週間くらいで説明ができるようになりましたし、今まで苦手だった古文が「自分でもできるんだ」と、自信がつきました。

古文が苦手で一発逆転を狙いたい人は、この徹底基礎講座は合ってると思いますよ!