【2026年度版】共通テスト日程から逆算する合格戦略!Web出願の注意点も塾長が徹底解説
2026年度(令和8年度)大学入試共通テストは1月17日(土)〜1月18日(日)の2日程で行われます。
出願期間は2025年9月16日(火)から10月3日(金)まで。検定料は3教科以上を受験する場合は1万8,000円、2教科以下を受験する場合は1万2,000円です。
- 2026年度(令和8年度)共通テストの日程と全体の流れ
- 【新制度】Web出願の具体的な手順と、絶対にミスできない注意点
- 【共通テスト本番に向けた戦略】各時期(秋・冬・直前期)にやるべき具体的な対策と、新科目「情報Ⅰ」への向き合い方
- 共通テストと二次試験の両方で合格点を取るための学習バランス

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2026年度共通テストの全日程と流れ
全ての戦略は、まずゴールを正確に知ることから始まります。2026年度(令和8年度)の大学入学共通テストの本試験は、2026年1月17日(土)・18日(日)に実施されます。この日付を、カレンダーとあなたの心に深く刻みつけてください。
Web出願化で変わった手続きタイムライン意識
今年からWeb出願に完全移行したことで、手続きのスケジュールも大きく変わりました。「はがきを待つ」のではなく「マイページで確認する」のが基本です。この新しいタイムラインを頭に入れておくだけで、精神的な余裕が全く変わってきます。
- ・マイページ作成期間: 2025年7月1日(火)~ 10月3日(金)17:00
- ・出願内容登録期間: 2025年9月16日(火)~ 10月3日(金)17:00
- ・検定料支払期間: 2025年9月16日(火)~ 10月3日(金)23:59
- ・出願内容の確認・訂正期間: 2025年10月10日(金)~ 10月17日(金)17:00
- ・受験票の取得・印刷: 2025年12月10日(水)10:00~
- ・共通テスト本番:2026年1月17日(土)〜18日(日)
- ・成績の閲覧(希望者のみ): 2026年4月1日(水)~ 4月30日(木)
マイページ作成期間: 2025年7月1日(火)〜10月3日(金)17:00
マイページ作成のためには、まず大学入試センターのウェブサイトから共通テスト出願サイトにアクセスし、アカウント登録が必要です。 マイページからは、出願内容の登録・訂正、受験票の取得、成績の閲覧などができます。なお、マイページ作成後は、大学入試センターからのお知らせが、マイページと登録メールアドレス宛に通知されます。
出願内容登録期間: 2025年9月16日(火)~ 10月3日(金)17:00
主な登録内容は以下の通りです。
- ・志願者情報: 氏名、現住所、連絡先電話番号、出願資格、顔写真など
- ・受験情報: 受験する教科
- ・支払い情報: 検定料の支払方法
※期間内であれば24時間登録可能です。
検定料支払期間: 2025年9月16日(火)~ 10月3日(金)23:59
出願内容の登録は10月3日(金)17:00までですが、検定料の支払いは同日の23:59までです。期間内に検定料などの支払いが完了しない場合、出願内容の登録があっても出願は受理されず、共通テストを受験することはできません。「登録したら、その瞬間に支払う!」これを絶対のルールとしてください。
共通テスト検定料と支払い方法は以下の通りです。
検定料(変更なし)
- 3教科以上:18,000円
- 2教科以下:12,000円
検定料などの支払いには、別途手数料(188円)がかかります。
成績閲覧
成績の閲覧を希望する場合、出願時に検定料と併せて成績閲覧手数料(300円)を支払うことで、マイページから自身の成績を確認できます。
検定料の支払い方法
共通テスト出願サイトでの出願登録後、以下のいずれかの方法で検定料などを支払います。
- ・クレジットカード
- ・コンビニエンスストア
- ・Pay-easy(ペイジー)
出願内容の確認・訂正期間: 2025年10月10日(金)~10月17日(金)17:00
大学入学共通テスト 出願後の手続き
期間:2025年10月10日(木)10:00〜10月17日(金)17:00 出願期間終了後、上記の期間にマイページ上で登録内容を確認し、必要に応じて訂正してください。 訂正により追加の検定料などが発生した場合、10月17日(金)23:59までに支払いを完了する必要があります。
高等学校卒業見込みの者(通信制を除く): 在籍する学校が所在する試験地区内の試験場を指定します。
上記以外の者: 登録された現住所の試験地区内の試験場を指定します。
取得開始時期: 12月10日(水)
志願者各自がマイページ上で取得し、A4サイズの白色用紙に印刷(白黒・カラー不問)してください。
受験票には出願時に登録した顔写真が表示されます。
注意: 試験当日には必ず印刷した受験票を持参してください。
共通テストの成績を利用して大学に出願する場合、大学が大学入試センターへ成績を請求するために、以下のいずれかの手続きが必要です。手続き方法は大学によって異なるので、事前に志望大学の情報を確認しましょう。
| 方式名 | 手続き概要 | 確認・提出場所 |
|---|---|---|
| Web方式 | 志望大学の出願サイトで、共通テスト出願サイトのマイページ上で確認できる申込番号などを入力します。 | 共通テスト出願サイト マイページ |
| チケット方式 | 共通テスト出願サイトのマイページ上で取得・印刷した「成績請求チケット」を志望大学に提出します。 | 共通テスト出願サイト マイページ |
受験票の取得・印刷:2025年12月10日(水)10:00~
マイページで受験票が取得できるようになります。これは郵送されてこないので、自分でデータをダウンロードし、A4サイズの紙に印刷して、試験当日に持参する必要があります。
共通テスト本番: 2026年1月17日(土)〜18日(日)
| 試験日 | 出題教科 | 出題科目 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 1月17日(土) | 地理歴史公民 | 『地理総合,地理探究』 『歴史総合,日本史探究』 『歴史総合,世界史探究』 『公共,倫理』 『公共,政治・経済』 『地理総合/歴史総合/公共』(注1) |
2科目選択 9:30~11:40(注2) 1科目選択 10:40~11:40 |
| 1月17日(土) | 国語 | 『国語』 | 13:00~14:30 |
| 1月17日(土) | 外国語 | 『英語』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』 英語はリーディング・リスニング試験あり ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語は筆記試験あり |
【筆記】15:20~16:40 【リスニング】(英語のみ)17:20~18:20(注3) |
| 1月18日(日) | 理科 | 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』(注1) 『物理』『化学』『生物』『地学』 |
2科目選択 9:30~11:40(注2) 1科目選択 10:40~11:40 |
| 1月18日(日) | 数学 | 『数学Ⅰ,数学 A』『数学Ⅰ』 | 13:00~14:10 |
| 1月18日(日) | 数学2 | 『数学Ⅱ,数学 B,数学 C』 | 15:00~16:10 |
| 1月18日(日) | 情報 | 『情報Ⅰ』 | 17:00~18:00 |
(出典)令和8年度大学入学者選抜に係る 大学入学共通テスト実施要項
(注1) 『地理総合/歴史総合/公共』を選択する場合は、「地理総合」「歴史総合」「公共」の 三つの出題範囲のうちから、必ず二つの出題範囲を選択し解答する。 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』を選択する場合は、「物理基礎」「化学基 礎」「生物基礎」「地学基礎」の四つの出題範囲のうちから、必ず二つの出題範囲を選択し解 答する。
(注2)地理歴史及び公民並びに理科の試験時間において2科目を選択する場合は、解答順に第1解答科目および第2解答科目に区分し各60分間で解答を行うが、第1解答科目および第2解答科目の間に答案回収等を行うために必要な時間を加え、試験時間は130分とする。
(注3)リスニングは、音声問題を用い30分間で解答を行うが、解答開始前に受験者に配付したICプレーヤーの作動確認・音量調節を受験者本人が行うために必要な時間を加、,試験時間は60分とする。
本番に向けて対策を進めることはもちろん重要ですが、予期せぬトラブルに備えて、下記2点の対応は知っておくと安心です。
本番に向けて知っておくと安心な2点
-
遅刻について
原則: 試験開始時刻から20分以内の遅刻に限り、受験が認められます。
例外(リスニング): リスニングについては、試験開始時刻(17時20分)までに入室していない場合、受験することはできません。
「地理歴史、公民」および「理科」で2科目受験登録の場合: 遅刻者の入室限度時刻(9時50分)までに入室しないと、その試験時間(後半の第2解答科目を含む)の受験は一切できません。 -
体調不良の場合
追試験の申請が必要なケース:
インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルス等の感染症に罹患し、治癒していない場合。
試験当日に発熱や咳などの症状があり、体調が万全でない場合。
注意点: 感染症に罹患している場合、他の受験者や監督者等への感染防止のため、受験はできません。無理せず追試験の受験を申請しましょう。
※追試験の日程は、2026年(令和8年)1月24日(土)および25日(日)の2日間です。
Web出願の完全ガイド!5つのステップと致命的ミスを防ぐ鉄則
今年度から、共通テストは全ての受験生が個人でWeb出願を行います。紙の願書はありません。ここでは、出願完了までの5つのステップと、受験生が陥りがちな落とし穴を解説します。
1.全て「自己責任」
学校によっては、学校の先生が出願書類をチェックしてくれる、というある種のセーフティネットがありました。しかし、Web出願では、入力から支払いまで、全てのプロセスがあなたの自己責任となります。小さなミスが命取りになるという緊張感を常に持って、手続きに臨んでください。
2.受験票は「待つ」な、「取りに行け」
12月10日以降、マイページで受験票が取得できるようになりますが、これは郵送されてきません。自分でデータをダウンロードし、A4サイズの紙に印刷して、試験当日に持参する必要があります。「いつ届くのかな」と待っているだけでは、永遠に届きません。自らアクションを起こす必要があるのです。
3.「確認・訂正期間」はラストチャンス
もし出願内容にミスがあったとしても、10月10日から17日の期間にマイページ上で訂正が可能です。ここは、あなたの受験生命を救う最後のチャンス、この期間に必ずマイページにログインし、登録内容に間違いがないか、指差し確認してください。
4.顔写真データで足切り?意外な盲点
事前準備の中でも特にトラブルになりやすいのが、顔写真データです。「背景は無地か」「顔のサイズは適切か」「影は入っていないか」など、細かい規定があります。規定外の写真は不受理の原因となり、再提出の手間と大きな精神的負担に繋がります。証明写真機でデータを入手するのが最も確実です。
【戦略】秋(10月~11月):過去問演習で「敵」を知り、弱点を克服する
出願も終わり、いよいよ本格的な受験シーズンに突入する秋。この時期にやるべきことはただ一つ、「過去問を解き、敵を知り、己を知る」ことです。
なぜ「まだ早い」は間違いなのか?
「まだ実力が足りないから、過去問は直前期に…」と考える受験生がいますが、それは大きな間違いです。早く敵の姿を知るからこそ、残された時間で効果的な対策が打てるのです。直前期に初めて過去問を解き、「こんなはずじゃなかった…」と絶望するのか、今のうちに課題を把握し、冬の伸びに繋げるのか。どちらが賢い選択かは明らかでしょう。
点数ではなく「失点の原因」を分析する
この時期の過去問演習で、点数に一喜一憂するのは無意味です。重要なのは、なぜ間違えたのか、その「失点の原因」を徹底的に分析することです。知識が足りなかったのか、時間が足りなかったのか、問題文を読み間違えたのか。原因によって、その後の対策は全く異なります。自分の弱点を客観的に診断するために、過去問を利用しましょうするのです。
共通テスト対策が二次試験対策になる本当の理由
共通テストは、単なる知識の暗記では解けません。数学であれば「一見無関係に見える誘導が、後の問題のヒントになっている構造を読み解く力」、国語であれば「複数の文章を比較し、共通点や対立点を整理する力」など、本質的な思考力が問われます。これは、初見の問題に対応しなければならない二次試験で求められる能力と全く同じです。共通テスト対策を通して、思考の幹を太くすることが、二次試験合格への近道になります。
「自分の参考書」に全てを集約せよ
過去問を解いて得た気づきや、間違えた問題のポイントは、必ず普段から使い込んでいる参考書に書き込みましょう。「この単元は、共通テストではこういう角度から問われるのか」「この公式は、こういう場面で使うんだな」といった情報を一元化することで、あなたの参考書は、市販のどんな問題集よりも価値のある「あなただけの最強の対策本」へと進化します。
【戦略】冬(12月~直前):二次対策との両立!時間配分と新科目を制する
共通テストまで残り1ヶ月半。この時期は、二次試験対策とのバランスを取りながら、より実践的な演習にシフトしていく必要があります。ここで重要になるのが「時間配分」「新科目対策」、そして「メンタル」です。
「共テボケ」を回避する学習バランス
この時期、共通テスト対策に偏りすぎると、二次試験で求められる深い思考力や記述力が鈍る「共テボケ」という現象に陥る危険があります。理想は、学習時間の7~8割を二次試験対策に充て、残りの2~3割で共通テストの演習を行うというバランスです。共通テストでしか使わない科目は、この時期に集中しててこ入れしましょう。
時間配分は「体に染み込ませる」
今年から国語が90分になるなど、本番に時間内に解き切るのが難しい場面も出てくるでしょう。頭で時間配分を考えるだけでなく、予想問題集などを使い、何度もシミュレーションを繰り返してください。本番でタイマーを見なくても「そろそろ次の大問に行かないとマズい」と感覚で分かるレベルまで、体に染み込ませることが理想です。
新科目「情報Ⅰ」は”コスパ”で乗り切れ
新設の「情報Ⅰ」に不安を感じ、多くの時間を費やしてしまうのは悪手です。試行調査や初年度の問題を見る限り、専門的な知識の暗記よりも、資料の読解力や論理的思考力が重視されます。教科書を読み物として一通り理解し、問題形式に慣れる程度で十分。深入りせず、コストパフォーマンスを意識して乗り切りましょう。
最後の砦、メンタルと体調管理
直前期になると、周囲の雰囲気や模試の結果に心が揺らぎがちです。しかし、最後に勝つのは、自分を信じて淡々とやるべきことを続けた受験生です。十分な睡眠を確保し、バランスの取れた食事を心がける。こうした当たり前の体調管理が、本番でのパフォーマンスを最大化させます。焦りや不安を感じたら、一度机を離れて軽く体を動かすのも効果的です。
本番直後が勝負の分かれ目!自己採点と出願校決定の最終戦略
共通テストが終わった瞬間、多くの受験生は解放感に浸りますが、本当の戦いはここから始まります。自己採点と、その結果を踏まえた二次試験の出願校決定。この最終局面での冷静な判断が、あなたの合否を大きく左右します。
自己採点は「最悪」を想定せよ
試験当日の夜から、各予備校が解答速報を発表します。記憶が新しいうちに必ず自己採点を行ってください。その際の鉄則は「希望的観測を一切捨てること」。少しでも迷った選択肢や、自信のない記述は、全て不正解としてカウントしてください。「最悪の場合、この点数だ」という厳しい目で算出した点数こそが、あなたの戦略の土台となります。
リサーチ結果の「数字の裏」を読む
自己採点の結果を予備校に提出すると、全国の志願者動向(リサーチ)がもらえる場合があります。しかし、A判定だからと油断したり、E判定だからと諦めたりするのは判断が早すぎるかもしれません。見るべきは、判定だけでなく「ボーダーライン上の人数」や「自分の点数と二次試験の配点比率」です。二次試験の配点が高く、かつ自分が得意な科目であれば、C判定からでも大逆転は十分に可能です。
「攻め」と「守り」の出願戦略
ボーダーライン上にいる場合、あなたは「攻め」と「守り」の選択を迫られます。二次試験に絶対の自信があり、逆転を狙うなら「攻め」の出願。逆に、浪人は避けたい、確実に合格を掴みたいと考えるなら、ランクを一つ下げて「守り」の出願をするのも立派な戦略です。あなたのこれまでの努力、そしてこれからの人生を考え、最後は自分自身で決断してください。
最後まで伸びる、二次試験までの過ごし方
出願校が決まったら、あとは二次試験本番まで走り抜けるだけです。共通テストが終わってから二次試験までの約1ヶ月は、驚くほど学力が伸びる「黄金期間」です。共通テストの結果を引きずることなく、気持ちを切り替え、1点でも多く点数を上乗せするんだという強い意志を持って、最後の最後まで勉強し続けてください。
受験までの不安、河野塾で解決できます
受験は、ゴールまでの長い道のりを戦略的に走り抜く情報戦です。今回紹介したロードマップは、あなたの努力を合格へと導くための羅針盤となるはずです。大切なのは、常に最終ゴールを見据え、今やるべきことを冷静に判断し、実行し続けることです。
河野塾のオンライン講座では、共通テストで高得点を取るための本質的な学力はもちろん、二次試験での逆転合格を可能にする「思考プロセス」そのものを徹底的に解説します。志望校合格から逆算した学習戦略の立て方も学べるため、日々の学習がゴールへ一直線で繋がるようになります。
あなたの勉強を、ただの「作業」から合格への「戦略」へと進化させませんか? 河野塾のオンライン講座には、この記事でお伝えした効率的な学習法の神髄が、体系的に詰め込まれています。独学では掴みきれない「思考プロセス」や「戦略の立て方」を完全にマスターし、ライバルに圧倒的な差をつけましょう。講座の詳細は、公式サイトでご覧ください。非効率な努力に終止符を打ち、合格への最短ルートを走り出すあなたを、私たちは全力で応援します。

