合否を分ける冬休み~合格者の過ごし方を徹底解説~
受験生にとって冬休みは、ただの長期休暇ではありません。「入試本番に向けて、何にどれだけ時間を使うか」が合否を大きく左右する時期です。本記事では、受験生が冬休み直前〜本番直前の期間に何へ優先的に取り組むべきか、具体的な過ごし方を紹介します。
- 受験生にとっての冬休みの重要性
- 受験生の具体的な過ごし方
- 保護者ができる受験サポート
- 過去問の効果的な進め方
2025年度 主な合格実績
東大52名・国公立大744名!
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なぜ冬休みは重要なのか?
まとまった学習時間が確保できる
まず、 冬休みは長時間学習に取り組める環境が整っていることが大きな強みです。普段は授業や部活動、学校行事で削られがちな学習時間も、冬休みであれば1日8〜10時間の勉強が現実的になります。量が確保できれば、苦手克服や過去問演習といった点数に直結する学習に十分時間を使えます。
受験直前の総仕上げ時期である
さらに、 冬休みは「自分の弱点がもっとも見えやすい時期」でもあります。共通テスト本番まで残された時間を逆算し、志望校の配点比率や出題傾向を踏まえながら、得点戦略を具体的に立てる必要があります。何を優先し、どこに時間をかけるかを明確にできるかで、直前期の伸びは大きく変わります。
冬休みのスタートでうまく波に乗れた受験生は、そのまま本番まで高い緊張感を維持できますが、逆に乱れた場合は立て直しに時間がかかり、演習量も不足しがちです。だからこそ、冬休みの過ごし方は、そのまま合否につながる「決定的な差」となるのです。
勉強時間はどれくらい必要?
冬休みは、1日の中で確保できる勉強時間が大きく増える貴重な期間です。学校がない分、授業や移動に取られていた時間をすべて学習に充てられるため、 1日8〜10時間の勉強を継続しましょう。 ただし、長時間勉強するためには、単に机に向かう時間を延ばせば良いわけではありません。質の高い勉強を継続することが求められます。
生活リズムを整えよう
長時間集中するには、生活リズムを整え、集中できる身体の状態を作ることが前提になります。 決まった時間に起きて、決まった時間に寝る。食事や休憩もパターン化することで、脳が「勉強モード」に入りやすくなり、学習内容の定着度も高まります。
「やること」を明確化しよう
また、冬休みは「やるべきことが多い時期」でもあります。過去問演習、復習、暗記、弱点克服など、同時並行で進める必要が出てくるため、学習時間の確保=学習の優先順位づけでもあります。 1日の中で「何にどれだけ時間を使うか」を決めておくことで、無駄なく効率的に進められます。

時期別・受験生の過ごし方
冬休み前半(12月中)
12月中は、冬休み本番に向けて「土台を固める時期」です。 まずは基礎知識に抜けがないかを確認し、定着させておくことが重要です。また、志望校の出願スケジュールを確認し、願書の取り寄せなど事務的な準備もこの段階で進めておくと安心です。学習と手続きの両面を早めに整えておくことで、冬休みをスムーズにスタートできます。
元日〜1月3日
年末年始は、生活リズムが乱れやすく、集中力も途切れやすい時期です。しかし、この期間をうまく使えるかどうかで冬休み全体の成果が大きく変わります。まず、 起床・就寝時刻は普段と同じリズムを保つことを最優先にしましょう。短期間でもリズムが崩れると、勉強モードに戻るまでに余計な時間とエネルギーを消費してしまいます。
また、 実家や帰省などでまとまった勉強時間が確保しづらい場合は、「最低限やることリスト」を作りましょう。 例えば、英単語・古文単語など、どんな状況でも取り組める内容を決めておくことで、学習の流れを止めずに続けられます。学習が途切れないことで、年明け以降に学習ペースをスムーズに再開でき、冬休み後半の伸びにもつながります。
さらに、 1月以降の勉強方針を見直す時間を少しだけ確保し、「どの科目を・どれだけの時間で・どう伸ばすか」を再確認しておくと、冬休み後半の学習効率が上がります。 年末年始を単なる休息ではなく、自分の得点戦略を整理する期間として活用することで、冬休み全体を無駄なく使いきることができます。
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冬休み後半(1月以降)
1月に入ったら、学習の中心を過去問や実践問題へ移しましょう。 本番と同じ形式で解くことで、時間配分や出題傾向への慣れをつけ、得点力を仕上げていく時期です。また、この時期は体調を崩しやすいため、体調管理を最優先に考えることが必要です。規則正しい生活を保ちながら、無理のない範囲で学習を続けていくことが本番で実力を発揮するための鍵になります。
冬休みの直前期に保護者が意識したいこと
冬休み直前期に保護者が意識したいのは、 子どもが安心して学習に集中できる環境と心の落ち着きを保てる状況を整えることです。 冬休みは、受験生がもっとも不安を抱えやすい時期です。学習量が増える一方で、得点の伸び悩みやプレッシャーも大きくなり、精神的に揺れやすくなります。そのため、 保護者の関わり方が、子どもの集中力や安心感に大きく影響します。
冬期講習は必要?
まず、冬期講習をとるべきか迷う場合は、子どもの現状に合っているかを基準に考えるのが良いでしょう。基礎の抜けを埋めたいのか、演習量を増やしたいのか、目的によって必要な講座は変わります。 無理に詰め込むのではなく、 「今の子どもに必要な一歩」を一緒に確認することが大切です。
事務的なサポートが安心感につながる
また、願書の記入や提出書類の確認など、 事務的な作業をサポートすることも受験生にとって大きな助けになります。 学習に集中できる環境を保護者が整えてあげることで、子どもは安心して目の前の勉強に取り組めます。
冬休みの過ごし方は受験生本人だけでなく、周囲のサポートによっても変わります。 保護者の皆さまが寄り添い、必要な環境を整えてあげることが、子どもが本番で実力を発揮するための大きな後押しとなるはずです。
過去問演習なぜやる?どうやる?
過去問演習は、冬休みの中でも最も効果が出やすい学習です。 出題傾向を知るだけでなく、自分の弱点がはっきりと見えるため、「本番で点を取る力」を短期間で伸ばすことができます。特に冬休み後半は、問題に触れた量がそのまま得点につながる時期です。過去問をどれだけ解いたかが、自信にも焦りにも直結します。
【共テ:二次】の比率を決めよう!
国公立受験生は、まず 「共通テストと二次試験がどれくらいの割合を占めるのか」を調べることから始めましょう。 配点比率を知らないまま勉強を進めてしまうと、必要以上に片方へ時間をかけたり、逆に本来優先すべき科目を後回しにしてしまうことがあります。
たとえば、
・共テが7割を占める場合 → 12月から共テ対策に全振り
・共テが5割程度の場合 → 共テと二次をバランスよく進める
というように、比率によって学習配分は大きく変わります。「どの試験で何点取るべきか」が明確になると、冬休みの学習が一気に効率化し、本番に向けての伸びも安定します。
過去問の使い方を分けよう!
過去問には 「年度ごとに全科目を解く方法」 と 「科目ごとに演習する方法」 の2種類の使い方があります。目的に応じて使い分けることで、短期間でも得点力を大幅に伸ばせます。
年度ごとに全科目を解く3つのメリット(例:2日間で共テ1年分を解く)- その1、本番と同じ時間で試験を受ける感覚が身につく
- その2、時間配分の調整ができる
- その3、トータルの得点感覚をつかめる
科目ごとに解く3つのメリット(例:共テ英語Rを3日間毎日1年分解く)
- その1、苦手科目を集中的に伸ばせる
- その2、得意科目は短時間で回せる
- その3、積み重ねが早く、量を確保しやすい
効果を最大化するために、「年度ごと」と「科目ごと」の使い方を組み合わせましょう。
筆者が行っていた具体的な組み合わせ(共テ対策)を紹介します。
| 進め方 | 目的 |
|---|---|
| ① 1年分の過去問を1日で全科目解く(1月に入ってから3回) | →実戦形式で時間配分や集中の波をチェックする |
| ② その演習で見つかった弱点を、科目ごとに重点的に補強する | →英語Lを12月中毎日練習して英語耳を作る →数学IAが弱いため、3日に1回演習してスピード感に慣れる →情報は1月に入ってから、プログラミング分野のみを毎日演習して苦手意識をなくす |
ただ解くのではなく、組み合わせることで演習効果を最大化しましょう。
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また、解説は各科目の頻出テーマや出題者の意図まで踏み込んでおり、単なる答え合わせでは見落としがちな気づきを得られます。 どの部分が得点源で、どこが落とし穴なのか。時間配分はどこで変えるべきか。そうした「本番で点を取るための視点」を丁寧に示してくれるため、演習を重ねるほど得点の安定感が増していきます。
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